11.23.23:45
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11.27.16:39
きっと同時
「好きです」
「・・・・・は?」
全ての始まりの瞬間でした。
きっと同時
-黒木Side-
「先輩?」
「・・・・・」
「橘先輩?」
「・・・ゴッ」
「碁?」
「ゴメンっオレっそのっ用事思い出した!!!!」
「は?ちょっと!!」
といって走っていってしまった橘先輩・・・今のはフラれたと取るべきなのか?
「あぁー・・・・」
フラれ・・・たのか・・・
「旭?」
「・・・優兎?」
しゃがみこんでいると友人の川本優兎(カワモト ユウト)が話しかけてきた。横に座られ、あたまをなでられる。
「・・・見てたのかよ」
「ううん。でも分かるよ」
「心、読んだの?」
「ちょっとだけ」
優兎は黒魔術やら読心術やら使えるらしい
「優兎!やっと追いついた!!」
「うるさいなぁ。何でついてきたの?」
こいつは木村智祐(キムラ チヒロ)。同じく友人。うるさい奴。
「え?だっていきなり飛び出していくから気になって・・・って!!旭!お前どうしたんだ!?」
「え!!」
驚いて優兎が振り返る。
「・・・っ」
俺は泣いてたらしい・・・。
-橘Side-
えっ!!ちょっと待て!!オレは何をされた!!?こここ告白か!!!?あの旭に!!?
『好きです』
告白だぁあぁぁああぁ!!!
やばいっ!嬉しいっ!!けど逃げっ!!!あぁぁっどうしよう!!マジ混乱しすぎだ!!
「・・・・何、やってんだお前」
「司!!」
振り返ると同じクラス、部活の今野司(コンノ ツカサ)が立っていた。
「・・・で、逃げてきたのかよ。サイテ-だなお前」
「えぇ、もう重々承知しております」
いっさいがっさい話すとこのザマでした。いや本当にサイテーだから返しようがないさ。
「はぁ・・・いいか、よく聞け」
「はい」
「オレはお前が嫌いだ」
「はい?」
いや待て。話がつながってない。
「だがひとつだけアドバイスをくれてやる」
「はぁ・・・」
おれは優しいからな!とか言いながらも真剣な顔で
「素直になれ。以上」
「はぁっ!!?」
分かってんだよ!お前に言われなくても!!と言おうとすると司は頭を押さえつけた。
「そうやってすぐ怒るからいけない。お礼は?」
くっそ!!!Sめ!
「あ、ありがとうございました・・・」
―――次の日(放課後)
・・・・・・・・・・・・・
((((何があった!!))))
いつも潤は旭に話しかけ大騒ぎしたり、必要以上に頭をなでたりする。が
「「・・・・・・・・・」」
静かだ。静か過ぎる。旭はわかるがあのバカうるさい潤までが・・・
「う、潤?今日は・・・やけにしずか・・・だね?」
高華美槻(タカバナ ミツキ)が話し掛けても見るが
「ん?そうか?・・・そんなことねぇよ・・・」
しおらしいあなたが怖い!!!by美術部一同
「あれ?今日は潤、黒木君とこいかないんだねぇ?めっずらしい!」
天然の林藤月姫(リンドウ キキ)が核心に触れる。あんたある意味勇者じゃ。
「顔、洗ってくる・・・」
「え?潤?」
そういって部室を出て行く潤。
「じゃ、あたし黒木君にさわろWw」
パシィッ
「俺に・・・・触らないでください・・」
旭が睨むと月姫は微笑んだ(いやMなわけじゃなく)
「そうだよねぇ、黒木君は潤にしか触られたくないもんね?」
「え?」
「旭・・・」
「・・・何?優兎・・・」
「「行っておいで」」
そういって月姫と優兎に背中を押され旭を潤のもとへ向かわせた。
「いや若いっていいわねぇ」
「ホントですね」
「先輩も優兎も若いでしょ!」
「そう?私の年齢なんか」
「オレも本当は」
「あー!もういい。あんたら人間じゃありませんでしたね!」
「「理解してくれて嬉しいよ」」
((あとは頑張ってね黒木君(旭)))
「先輩・・・・」
『素直になれ。』
「・・・・・旭・・告白を取り消せ。」
「はぁ!!?」
(素直に・・・)
「いいから取り消せよ」
「何言ってるんですか!!やですよ!すっごいがんばったんですよ!!?」
「俺の気持ちの問題だ!」
「どんだけワガママなんですか!!そんなことしなくても普通にフレばいいでしょ!!」
「そうじゃなくて!!!」
ビクっ
今までとは違う潤の大きな声に旭の動きが止まる
「―――――――・・・だよ」
「はい?」
「おれが先に言うはずだったんだよ!!!」
「はぁ?!!」
「いいか!?俺が先にお前を好きになった!!だから俺が先に告るんじゃボケエエェエェェ!!」
「なっ!ボケってなんですか!んなまわりくどいことすんな!てめぇの方がボケだハゲェ!」
「誰がハゲだ!物事には順序があるんじゃ!てか俺はハゲてねぇ!!お前の方が髪の毛柔らかいからハゲる確率現在進行形で上昇中だろうが!!」
「大体ハゲのくせに細かいこと気にするなよ!!てかオレのほうが先に好きになりました!!」
「ふざけんな!俺が先だ!」
「ふざけてるのはそっちだろ!てかちょっとストップ!!」
「・・・・な、なんだよ」
「先輩、オレの事好きなんですか?」
「?そう、だけど?」
「そう・・・なんですか」
と、心底かわいらしく微笑んだあと
「だったら・・・何で何も言わないで逃げんだよ!!」
「好きな奴にいきなり言われたら心臓に悪いしビックリしたわ女顔!!」
「今女顔関係ないだろ!!男女が!!」
「それも関係ないわ!」
「どっちにしろ先に好きになったのはオレです!」
「いや俺だ!」
「んだとゴラァアアァ!!」
「てめっキレてんじゃねぇ!!」
「大体!オレに告白されたあと今野先輩に頭なでられてたでしょ!」
「おまえどっから見てたんだよ!てかあれはなでられたっていわねぇよ!!押さえつけられたんだよ!」
「そんな言い訳通用するかぁ!!」
お互い惹かれあったのは
きっと同時
「・・・・・は?」
全ての始まりの瞬間でした。
きっと同時
-黒木Side-
「先輩?」
「・・・・・」
「橘先輩?」
「・・・ゴッ」
「碁?」
「ゴメンっオレっそのっ用事思い出した!!!!」
「は?ちょっと!!」
といって走っていってしまった橘先輩・・・今のはフラれたと取るべきなのか?
「あぁー・・・・」
フラれ・・・たのか・・・
「旭?」
「・・・優兎?」
しゃがみこんでいると友人の川本優兎(カワモト ユウト)が話しかけてきた。横に座られ、あたまをなでられる。
「・・・見てたのかよ」
「ううん。でも分かるよ」
「心、読んだの?」
「ちょっとだけ」
優兎は黒魔術やら読心術やら使えるらしい
「優兎!やっと追いついた!!」
「うるさいなぁ。何でついてきたの?」
こいつは木村智祐(キムラ チヒロ)。同じく友人。うるさい奴。
「え?だっていきなり飛び出していくから気になって・・・って!!旭!お前どうしたんだ!?」
「え!!」
驚いて優兎が振り返る。
「・・・っ」
俺は泣いてたらしい・・・。
-橘Side-
えっ!!ちょっと待て!!オレは何をされた!!?こここ告白か!!!?あの旭に!!?
『好きです』
告白だぁあぁぁああぁ!!!
やばいっ!嬉しいっ!!けど逃げっ!!!あぁぁっどうしよう!!マジ混乱しすぎだ!!
「・・・・何、やってんだお前」
「司!!」
振り返ると同じクラス、部活の今野司(コンノ ツカサ)が立っていた。
「・・・で、逃げてきたのかよ。サイテ-だなお前」
「えぇ、もう重々承知しております」
いっさいがっさい話すとこのザマでした。いや本当にサイテーだから返しようがないさ。
「はぁ・・・いいか、よく聞け」
「はい」
「オレはお前が嫌いだ」
「はい?」
いや待て。話がつながってない。
「だがひとつだけアドバイスをくれてやる」
「はぁ・・・」
おれは優しいからな!とか言いながらも真剣な顔で
「素直になれ。以上」
「はぁっ!!?」
分かってんだよ!お前に言われなくても!!と言おうとすると司は頭を押さえつけた。
「そうやってすぐ怒るからいけない。お礼は?」
くっそ!!!Sめ!
「あ、ありがとうございました・・・」
―――次の日(放課後)
・・・・・・・・・・・・・
((((何があった!!))))
いつも潤は旭に話しかけ大騒ぎしたり、必要以上に頭をなでたりする。が
「「・・・・・・・・・」」
静かだ。静か過ぎる。旭はわかるがあのバカうるさい潤までが・・・
「う、潤?今日は・・・やけにしずか・・・だね?」
高華美槻(タカバナ ミツキ)が話し掛けても見るが
「ん?そうか?・・・そんなことねぇよ・・・」
しおらしいあなたが怖い!!!by美術部一同
「あれ?今日は潤、黒木君とこいかないんだねぇ?めっずらしい!」
天然の林藤月姫(リンドウ キキ)が核心に触れる。あんたある意味勇者じゃ。
「顔、洗ってくる・・・」
「え?潤?」
そういって部室を出て行く潤。
「じゃ、あたし黒木君にさわろWw」
パシィッ
「俺に・・・・触らないでください・・」
旭が睨むと月姫は微笑んだ(いやMなわけじゃなく)
「そうだよねぇ、黒木君は潤にしか触られたくないもんね?」
「え?」
「旭・・・」
「・・・何?優兎・・・」
「「行っておいで」」
そういって月姫と優兎に背中を押され旭を潤のもとへ向かわせた。
「いや若いっていいわねぇ」
「ホントですね」
「先輩も優兎も若いでしょ!」
「そう?私の年齢なんか」
「オレも本当は」
「あー!もういい。あんたら人間じゃありませんでしたね!」
「「理解してくれて嬉しいよ」」
((あとは頑張ってね黒木君(旭)))
「先輩・・・・」
『素直になれ。』
「・・・・・旭・・告白を取り消せ。」
「はぁ!!?」
(素直に・・・)
「いいから取り消せよ」
「何言ってるんですか!!やですよ!すっごいがんばったんですよ!!?」
「俺の気持ちの問題だ!」
「どんだけワガママなんですか!!そんなことしなくても普通にフレばいいでしょ!!」
「そうじゃなくて!!!」
ビクっ
今までとは違う潤の大きな声に旭の動きが止まる
「―――――――・・・だよ」
「はい?」
「おれが先に言うはずだったんだよ!!!」
「はぁ?!!」
「いいか!?俺が先にお前を好きになった!!だから俺が先に告るんじゃボケエエェエェェ!!」
「なっ!ボケってなんですか!んなまわりくどいことすんな!てめぇの方がボケだハゲェ!」
「誰がハゲだ!物事には順序があるんじゃ!てか俺はハゲてねぇ!!お前の方が髪の毛柔らかいからハゲる確率現在進行形で上昇中だろうが!!」
「大体ハゲのくせに細かいこと気にするなよ!!てかオレのほうが先に好きになりました!!」
「ふざけんな!俺が先だ!」
「ふざけてるのはそっちだろ!てかちょっとストップ!!」
「・・・・な、なんだよ」
「先輩、オレの事好きなんですか?」
「?そう、だけど?」
「そう・・・なんですか」
と、心底かわいらしく微笑んだあと
「だったら・・・何で何も言わないで逃げんだよ!!」
「好きな奴にいきなり言われたら心臓に悪いしビックリしたわ女顔!!」
「今女顔関係ないだろ!!男女が!!」
「それも関係ないわ!」
「どっちにしろ先に好きになったのはオレです!」
「いや俺だ!」
「んだとゴラァアアァ!!」
「てめっキレてんじゃねぇ!!」
「大体!オレに告白されたあと今野先輩に頭なでられてたでしょ!」
「おまえどっから見てたんだよ!てかあれはなでられたっていわねぇよ!!押さえつけられたんだよ!」
「そんな言い訳通用するかぁ!!」
お互い惹かれあったのは
きっと同時
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