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07.21.10:40

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  • 07/21/10:40

11.30.10:40

愛と勇気と関西弁と 中

*帰り道*

「ねぇっ!今日は二色君と仲良さそうだったじゃんっ」

可愛い真由ぴょんが花を咲かせこっちに話しかける

「え?あぁうん、まぁ・・・」
「なぁに?その返事。うれしくないの?」

頬を膨らませるあたりも女の子らしく可愛い。それに比べて

「はぁ・・・」

あたしときたら。

「李央?何かあったの?」

と聞かれたので、昨日のことを話すと

「李央は・・・ヤベタロウには全然似てないよ?」
そこかよ!突っ込むとこ!告白まで踏み込んだあたしの努力は?!

「てか李央はかわいいし!かわいいし!」

真由に言われるとうれしいなぁ。で、2回言う意味はどこに

「大事なことだから2度言いましたよ」
みのもんたか。

「とりあえず自信もって!李央はべっぴんさんなんだから!」

・・・・言葉を変える意味はどこに?

「大事なことだから言葉を変えましたよ」
もはや誰だよお前。
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11.29.17:24

愛と勇気と関西弁と 上

「亮・・・あのさ・・・あたし・・・」
「ん?自分ヤベタロウに似てきたな」
「・・・は?」

とりあえずぶん殴ろうか

勇気関西弁

『殺すぞ』

この一言にてその場を去った私、永戸 李央(ナガト リオ)なのですが。あー、ちゃんと今日こそはってスタンバってたのに・・・

「なぁなぁ、昨日、自分あれ言いたくて呼び出したん?」
まさかのご本人登場。てかどっから出てきた?後ろか?後ろなのか?

「・・・ちがうけど。」
「じゃ、なんでそのまま帰ったん?」
「もういいから。」

はっ!可愛くねぇー←

「そないしとったら可愛くないでー」
「分かってます」

分かってんだけどね?こうなっちゃうのよ。こっちがどうにかしてほしいわ。

「李央っ!帰ろ!」

可愛い声でクラスのほとんどの男子が振り返る。いやお呼びなのはあんた等じゃなくあたしだって。

「お、真由ぴょん呼んでんで」
「分かってるよ。てか何?そのぴょんて・・・」

それにコイツが好きなのは

「えぇなぁ。ああ言う可愛い子は。おると華やかや」
「はいはい、真由への愛のメッセージはそれくらいで良いですか?それじゃ私は帰りまーす」

真由だから。いつも楽しそうにベラベラとっ!あたしへのあてつけですか?←いや、本当の気持ち言ってないあたしが悪いんですけども!
それに

「ごめん、今行くよ」
「はいはーいっ」

やっぱ可愛いし。真由のほうがあたしなんかより何倍も。

「・・・やっぱり叶わない恋なのか・・・?」
「何がや?」
「それが・・・ってあたし今口に出してた?!」
「おもきしww」
「あー!!今の忘れてくれ!いいな!忘れろよ!」

って別れ際までやっぱり可愛くないよ、あたし。

「ん――――、ええで?」
「何その『面白いネタ見っけw』的な黒い笑み。」
「何や自分。エスパーやったんか」

そうやって真顔で言うあたり恐ろしいよね

「もしかして、好きな奴俺やったりしてなーっ」

ぶーっ!!!ちょ、心の中でいまお茶吹いた!←なんでコイツ変なところで鋭いんだろう・・・?
とか思いつつもポーカーフェイスを気取り

「ありえないし」

そういい残し「もう余計な詮索はするなよ」と刑事ドラマのような台詞を吐き捨て可愛い真由ぴょんのとこに行くあたし

「そいつ、半殺ししよw」

亮の黒い意味あり発言なんて気づきもしないで

11.27.16:39

きっと同時

「好きです」
「・・・・・は?」
全ての始まりの瞬間でした。
きっと
-黒木Side-
「先輩?」
「・・・・・」
「橘先輩?」
「・・・ゴッ」
「碁?」
「ゴメンっオレっそのっ用事思い出した!!!!」
「は?ちょっと!!」
といって走っていってしまった橘先輩・・・今のはフラれたと取るべきなのか?
「あぁー・・・・」
フラれ・・・たのか・・・
「旭?」
「・・・優兎?」
しゃがみこんでいると友人の川本優兎(カワモト ユウト)が話しかけてきた。横に座られ、あたまをなでられる。 
「・・・見てたのかよ」
「ううん。でも分かるよ」
「心、読んだの?」
「ちょっとだけ」
優兎は黒魔術やら読心術やら使えるらしい
「優兎!やっと追いついた!!」
「うるさいなぁ。何でついてきたの?」
こいつは木村智祐(キムラ チヒロ)。同じく友人。うるさい奴。
「え?だっていきなり飛び出していくから気になって・・・って!!旭!お前どうしたんだ!?」
「え!!」
驚いて優兎が振り返る。
「・・・っ」
俺は泣いてたらしい・・・。

-橘Side-
えっ!!ちょっと待て!!オレは何をされた!!?こここ告白か!!!?あの旭に!!?


『好きです』


告白だぁあぁぁああぁ!!!
やばいっ!嬉しいっ!!けど逃げっ!!!あぁぁっどうしよう!!マジ混乱しすぎだ!!
「・・・・何、やってんだお前」
「司!!」
振り返ると同じクラス、部活の今野司(コンノ ツカサ)が立っていた。
「・・・で、逃げてきたのかよ。サイテ-だなお前」
「えぇ、もう重々承知しております」
いっさいがっさい話すとこのザマでした。いや本当にサイテーだから返しようがないさ。
「はぁ・・・いいか、よく聞け」
「はい」
「オレはお前が嫌いだ」
「はい?」
いや待て。話がつながってない。
「だがひとつだけアドバイスをくれてやる」
「はぁ・・・」
おれは優しいからな!とか言いながらも真剣な顔で
「素直になれ。以上」
「はぁっ!!?」
分かってんだよ!お前に言われなくても!!と言おうとすると司は頭を押さえつけた。
「そうやってすぐ怒るからいけない。お礼は?」
くっそ!!!Sめ!
「あ、ありがとうございました・・・」


―――次の日(放課後)
・・・・・・・・・・・・・
((((何があった!!))))
いつも潤は旭に話しかけ大騒ぎしたり、必要以上に頭をなでたりする。が
「「・・・・・・・・・」」
静かだ。静か過ぎる。旭はわかるがあのバカうるさい潤までが・・・
「う、潤?今日は・・・やけにしずか・・・だね?」
高華美槻(タカバナ ミツキ)が話し掛けても見るが
「ん?そうか?・・・そんなことねぇよ・・・」
しおらしいあなたが怖い!!!by美術部一同
「あれ?今日は潤、黒木君とこいかないんだねぇ?めっずらしい!」
天然の林藤月姫(リンドウ キキ)が核心に触れる。あんたある意味勇者じゃ。
「顔、洗ってくる・・・」
「え?潤?」
そういって部室を出て行く潤。
「じゃ、あたし黒木君にさわろWw」


パシィッ


「俺に・・・・触らないでください・・」
旭が睨むと月姫は微笑んだ(いやMなわけじゃなく)
「そうだよねぇ、黒木君は潤にしか触られたくないもんね?」
「え?」
「旭・・・」
「・・・何?優兎・・・」
「「行っておいで」」
そういって月姫と優兎に背中を押され旭を潤のもとへ向かわせた。

「いや若いっていいわねぇ」
「ホントですね」
「先輩も優兎も若いでしょ!」
「そう?私の年齢なんか」
「オレも本当は」
「あー!もういい。あんたら人間じゃありませんでしたね!」
「「理解してくれて嬉しいよ」」
((あとは頑張ってね黒木君(旭)))



「先輩・・・・」
『素直になれ。』
「・・・・・旭・・告白を取り消せ。」

「はぁ!!?」
(素直に・・・)
「いいから取り消せよ」
「何言ってるんですか!!やですよ!すっごいがんばったんですよ!!?」
「俺の気持ちの問題だ!」
「どんだけワガママなんですか!!そんなことしなくても普通にフレばいいでしょ!!」
「そうじゃなくて!!!」

ビクっ

今までとは違う潤の大きな声に旭の動きが止まる
「―――――――・・・だよ」
「はい?」




「おれが先に言うはずだったんだよ!!!」

「はぁ?!!」

「いいか!?俺が先にお前を好きになった!!だから俺が先に告るんじゃボケエエェエェェ!!」
「なっ!ボケってなんですか!んなまわりくどいことすんな!てめぇの方がボケだハゲェ!」
「誰がハゲだ!物事には順序があるんじゃ!てか俺はハゲてねぇ!!お前の方が髪の毛柔らかいからハゲる確率現在進行形で上昇中だろうが!!」
「大体ハゲのくせに細かいこと気にするなよ!!てかオレのほうが先に好きになりました!!」
「ふざけんな!俺が先だ!」
「ふざけてるのはそっちだろ!てかちょっとストップ!!」
「・・・・な、なんだよ」
「先輩、オレの事好きなんですか?」
「?そう、だけど?」
「そう・・・なんですか」
と、心底かわいらしく微笑んだあと




「だったら・・・何で何も言わないで逃げんだよ!!」
「好きな奴にいきなり言われたら心臓に悪いしビックリしたわ女顔!!」
「今女顔関係ないだろ!!男女が!!」
「それも関係ないわ!」
「どっちにしろ先に好きになったのはオレです!」
「いや俺だ!」
「んだとゴラァアアァ!!」
「てめっキレてんじゃねぇ!!」
大体!オレに告白されたあと今野先輩に頭なでられてたでしょ!」
「おまえどっから見てたんだよ!てかあれはなでられたっていわねぇよ!!押さえつけられたんだよ!」
そんな言い訳通用するかぁ!!」

お互い惹かれあったのは

きっと同時

11.27.16:30

中間世界

riraive(りらいぶ)
・ある日知らない世界に落とされる平々凡々な中高生
・鼻の横のホクロとサイア人ヘアが印象的
・背は普通で眼鏡をかけている。女性的顔立ち

梅柿 潤(うめがき じゅん)
・落ちてきた「riraive」を受け止めた第2世界の住人
・度の強い眼鏡とひとつ結び(第28話以降ショートカット)
・顔立ちが中性的。男らしい態度や言葉遣いをする

栞(しおり)
・神出鬼没の第2世界の住人
・普段は巫女姿。ひとつ結びでうつろな目
・綺麗な顔立ちで言葉にはやる気が感じられない

ITSUMIN(いつみん)
・お嬢様系で癒し系のお花屋さん
・riraiveを兄と慕う
・可愛らしい顔立ちで敬語を使う

神崎 綾(かんざき あや)
・ドジっ子の第2世界の住人
・ショートカットで店の制服を着ている(従業員1人)
・可愛らしいな顔立ちでgoing my wayなとこがある

ユウ
・科学者でサッドサイエンティストと呼び声高い第2世界の住人
・中性的顔立ちで普段は白衣を着ている
・三度の飯よりいじめが大好きなドS

めたないと
・科学者でユウの助手。第2世界の住人
・機械化専門。背が高く普段は白衣を着ている
・中性的な顔立ちでいじられキャラの自覚なしM

NY(にゅーよーく)
・お姉さん系の第2世界の住人
・銃を専門的に扱う。背が高くモデル体系
・綺麗な顔立ちで男は基本的に嫌い

JON MACLEOD(じょん まくらうど)
・第3世界でriraiveと仲の良かった医者の卵
・前髪が短く、目はつぶった状態に近い。開眼してもかっこいい
・ナンパ好きな14歳★←

向日葵(ひまわり)
・第1世界で占い師をやっていた。本業は操り士
・黒のゴスロリに身を包みツインテールで誰もが認める美少女
・第2世界最年少の幼女

七海〔りお〕(ななみ)
・向日葵がつれているウサギの人形
・中に魂が入っており、話したり動いたりしている
・向日葵の占いの師匠で外れたことはない

塾T(じゅくてぃー)
・第2世界の案内人
・ジョギングが好きでいつもどこかに消えてしまう
・人前には姿を現さない謎のお方

―第1世界―

綾の母
・第1世界の女王陛下

ミシェル
・「掃除屋」。報酬のためにひとを殺す

マルシェ
・「掃除屋」。魔獣と呼ばれる生き物だが人間に変化できる

―新キャラ―

藤波(ふじなみ)
・第1世界に居た、NYを憎み、殺そうとまでした女の子
・その後自分の行動を反省し第2世界へ
・三つ編みの体が少し弱い美少女

神凪(かんなぎ)
・光の霊力を操れる霊魂
・神風の双子の兄
・ショートカットなのになぜかお団子

神風(かみかぜ)
・闇の霊力を操れる霊魂
・神凪の双子の妹
・体も気も弱いお団子少女

11.27.15:41

第37話

「あのさ・・・心配してくれるのはありがたいんだけど・・・」

「仕事場までついてくるの止めてよっ!」

*青色シャープイヤーズ*

「そんな事・・・言ったって・・・」
「心配だしさぁ。」
「死ぬって恐いんだよ・・・?」
「僕達が第1世界に入ったらいけないって法律はないし」
「ま、一緒にいるくらいいんじゃねぇの?」
「NYさんには指一本触れさせないから!!」
「命に代えても守ります!」
「ダメ。貴女まだ生きるべきだもの」
「向日葵がこういうなら守らないことも無くてよっ?」

全員から一言ひとこといただく

「だめだ・・・コイツ等・・・」
「まぁまぁ、みんなNYが大切なだけじゃん」
「だからって仕事場まで・・・」

できれば見てほしくないのに・・・とつぶやくNYをriraiveは不思議に見る。

「・・・そんな見られたくないの?」
「当たり前だよ。あんな・・・仕事・・・」
「?じゃぁ何で止めないのさ。」
「止める・・・ね。それができないの。だからやってんじゃん」

よく分からないがやらないといけない事らしい。

「・・・・よし
「え?」

riraiveが聞き返そうとすると既にNYは居なかった

「NY?!」
「ごめん皆!!あたしやっぱり皆に見られたくないから!!」
「ちょっ!」

((((((((((速っ)))))))))

効果音で言ったら「びゅーんっ」とか「ズキューンッ」だ←

「あんな、足速かったんだ」
「しかもブーツはいてるのにあの速さって・・・」

「てか、一人にして大丈夫なの?」
「「「「「「ああっ!!」」」」」



(皆には悪いけど・・・人殺してるなんて死んでもばれたくないし)

あの子達だけには・・・



リンッ・・・・

「え?」

ピタ・・・・

鈴がなったかと思うと何かが首筋に当たった。感触と冷たさはナイフに似ていた

「・・・どちら様で?」
「あんたに・・・家族を殺された・・・」
「・・・・それだったら恨まれても仕方ないか」
「いいえ。貴女がやったことは正しいわ。あの人は沢山の人を見殺しにしてきたもの。でも・・・」

ぽたっと言う音が聞こえる。涙の音だろう

「でも・・・あたしにとっては一人だけの家族だったのっ!!」
「・・・・」
「母親も居なくなって!あの人から暴力を受けたことも数え切れないほどあった!!でもあの人は・・・あたしの一人だけのお父さんだったから・・・!だからあんたが!!」
「憎い・・・?」
「・・・・そうよ」
「殺したい・・・?」
「・・・そう」
「貴女が・・・?」
「・・・」
「貴女があたしを殺すの?そして貴女はどうするの?一生逃げて暮らすの?この最新技術の塊の第1世界で?・・・・いや、第2世界のモノを殺したんなら罪にはならないかもね・・・でも」

「あたしだって生きたい。・・・・自分勝手だけど。そんな事許されないかも。いえ、許されないでしょうね。でもあたしだって、帰りたい場所はあるのっ待ってる子達が居るのっ・・・・」






「・・・・まれ・・・」
「・・・え?」
「黙れよ・・・っ!」
「・・・」
「それでもあんたは父を殺した!!あたしは辛い思いをしたっ!あたしの帰る場所をとっといて!何が「帰りたい場所があるの」よ!!じゃぁあたしの帰る場所を返してよ!ねぇ!できないんでしょ!?いい人ぶるなよっ!結局あんたは人殺しじゃないっ!!」
「!・・・・」

「やめたいよ・・・あたしだって・・・」
「?」
「人殺して・・・それが罪に問われるはずのものなのに・・・なんであたしはあんな綺麗な子達と一緒に居られるの?それは幸福なの?不幸なの?この手で、人を殺してその手であの子達と触れ合って。あたしはどっち側に居るべきなのかしら?綺麗な方?汚い方?・・・いっそ貴女に殺されたほうがいいのかも知れない」


リンッ・・・

「え?」
「・・・じゃぁ望みどおり・・・消してあげる」

リンッ・・・

「殺してやるっ!!」

少女がナイフを振り上げる、NYが目をつぶると同時に前へ押し出された

ザクッ

「!?」
「なっ!」
「大丈夫?NYさん」

「ユウ・・・・・!?」

「やっと見つけたら・・・ナイフ突きつけられてるし・・・僕が地獄耳でよかったね・・・?」
「ちょ、何でかばったのよ!!」
「何で?決まってるじゃん」


「仲間だから」


「仲・・・・間・・・・?」
「どっち側に居るべき・・・なんて考えなくて良いよ。君は君でしょ?君らしく居ることが答えじゃないの?」
「答え?」
「ま、それは僕にも分からないけど」

ユウがすくっと立ち上がる。と、腕に刺さってたナイフを抜き取り少女に差し出す

「このナイフ・・・もう使わないほうが良いよ。仮にも人を刺したんだからね」
「あ・・・」
「帰りなさい。いつでも第2世界においで」

少女は急いで逃げるように立ち去った

「でも、不思議だねその鈴。耳に残るし・・・タイミングいいし」
「向日葵ちゃんが出してくれたのだからじゃない?」
「そうかな?僕は・・・」

(そのリボンが鈴を鳴らしてるように思えるんだけど)

「ま、いいや。皆のとこに帰ろ。仕事、休んだって良いでしょ?」
「あ、あたしの仕事もしかして分かっちゃった?」
「クスッ・・・元から知ってたよ。火薬のにおいするし。仕事で銃使うのは・・・限られてくるしね」
「え?!み、みんなも!!?」
「それは、無いんじゃないかなぁ?栞さんならありえるかもしれないけど、あとJON。うち抜けている子が多いから」

大丈夫だよ、とユウが微笑むとNYもほっとしたように笑う

「初めてかもね。」
「え?」
「僕に向かって笑いかけてくれたの。」

ユウが子供のように嬉しそうに笑う

「初めてだわ。」
「え?」
「あんたに心許そうって思ったの」

今度はNYが照れくさそうに笑った

「ありがとう」
「あ!でも今の一瞬だけだからね!!」
「えぇ?ひどいなぁ。」
「やっぱ、あんた恐いもん」
「そう?」
「そう!」



でも、それでも、しい。
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