11.24.01:54
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11.27.15:41
第37話
「あのさ・・・心配してくれるのはありがたいんだけど・・・」
「仕事場までついてくるの止めてよっ!」
*青色シャープイヤーズ*
「そんな事・・・言ったって・・・」
「心配だしさぁ。」
「死ぬって恐いんだよ・・・?」
「僕達が第1世界に入ったらいけないって法律はないし」
「ま、一緒にいるくらいいんじゃねぇの?」
「NYさんには指一本触れさせないから!!」
「命に代えても守ります!」
「ダメ。貴女まだ生きるべきだもの」
「向日葵がこういうなら守らないことも無くてよっ?」
全員から一言ひとこといただく
「だめだ・・・コイツ等・・・」
「まぁまぁ、みんなNYが大切なだけじゃん」
「だからって仕事場まで・・・」
できれば見てほしくないのに・・・とつぶやくNYをriraiveは不思議に見る。
「・・・そんな見られたくないの?」
「当たり前だよ。あんな・・・仕事・・・」
「?じゃぁ何で止めないのさ。」
「止める・・・ね。それができないの。だからやってんじゃん」
よく分からないがやらないといけない事らしい。
「・・・・よし」
「え?」
riraiveが聞き返そうとすると既にNYは居なかった
「NY?!」
「ごめん皆!!あたしやっぱり皆に見られたくないから!!」
「ちょっ!」
((((((((((速っ)))))))))
効果音で言ったら「びゅーんっ」とか「ズキューンッ」だ←
「あんな、足速かったんだ」
「しかもブーツはいてるのにあの速さって・・・」
「てか、一人にして大丈夫なの?」
「「「「「「ああっ!!」」」」」
(皆には悪いけど・・・人殺してるなんて死んでもばれたくないし)
あの子達だけには・・・
リンッ・・・・
「え?」
ピタ・・・・
鈴がなったかと思うと何かが首筋に当たった。感触と冷たさはナイフに似ていた
「・・・どちら様で?」
「あんたに・・・家族を殺された・・・」
「・・・・それだったら恨まれても仕方ないか」
「いいえ。貴女がやったことは正しいわ。あの人は沢山の人を見殺しにしてきたもの。でも・・・」
ぽたっと言う音が聞こえる。涙の音だろう
「でも・・・あたしにとっては一人だけの家族だったのっ!!」
「・・・・」
「母親も居なくなって!あの人から暴力を受けたことも数え切れないほどあった!!でもあの人は・・・あたしの一人だけのお父さんだったから・・・!だからあんたが!!」
「憎い・・・?」
「・・・・そうよ」
「殺したい・・・?」
「・・・そう」
「貴女が・・・?」
「・・・」
「貴女があたしを殺すの?そして貴女はどうするの?一生逃げて暮らすの?この最新技術の塊の第1世界で?・・・・いや、第2世界のモノを殺したんなら罪にはならないかもね・・・でも」
「あたしだって生きたい。・・・・自分勝手だけど。そんな事許されないかも。いえ、許されないでしょうね。でもあたしだって、帰りたい場所はあるのっ待ってる子達が居るのっ・・・・」
「・・・・まれ・・・」
「・・・え?」
「黙れよ・・・っ!」
「・・・」
「それでもあんたは父を殺した!!あたしは辛い思いをしたっ!あたしの帰る場所をとっといて!何が「帰りたい場所があるの」よ!!じゃぁあたしの帰る場所を返してよ!ねぇ!できないんでしょ!?いい人ぶるなよっ!結局あんたは人殺しじゃないっ!!」
「!・・・・」
「やめたいよ・・・あたしだって・・・」
「?」
「人殺して・・・それが罪に問われるはずのものなのに・・・なんであたしはあんな綺麗な子達と一緒に居られるの?それは幸福なの?不幸なの?この手で、人を殺してその手であの子達と触れ合って。あたしはどっち側に居るべきなのかしら?綺麗な方?汚い方?・・・いっそ貴女に殺されたほうがいいのかも知れない」
リンッ・・・
「え?」
「・・・じゃぁ望みどおり・・・消してあげる」
リンッ・・・
「殺してやるっ!!」
少女がナイフを振り上げる、NYが目をつぶると同時に前へ押し出された
ザクッ
「!?」
「なっ!」
「大丈夫?NYさん」
「ユウ・・・・・!?」
「やっと見つけたら・・・ナイフ突きつけられてるし・・・僕が地獄耳でよかったね・・・?」
「ちょ、何でかばったのよ!!」
「何で?決まってるじゃん」
「仲間だから」
「仲・・・・間・・・・?」
「どっち側に居るべき・・・なんて考えなくて良いよ。君は君でしょ?君らしく居ることが答えじゃないの?」
「答え?」
「ま、それは僕にも分からないけど」
ユウがすくっと立ち上がる。と、腕に刺さってたナイフを抜き取り少女に差し出す
「このナイフ・・・もう使わないほうが良いよ。仮にも人を刺したんだからね」
「あ・・・」
「帰りなさい。いつでも第2世界においで」
少女は急いで逃げるように立ち去った
「でも、不思議だねその鈴。耳に残るし・・・タイミングいいし」
「向日葵ちゃんが出してくれたのだからじゃない?」
「そうかな?僕は・・・」
(そのリボンが鈴を鳴らしてるように思えるんだけど)
「ま、いいや。皆のとこに帰ろ。仕事、休んだって良いでしょ?」
「あ、あたしの仕事もしかして分かっちゃった?」
「クスッ・・・元から知ってたよ。火薬のにおいするし。仕事で銃使うのは・・・限られてくるしね」
「え?!み、みんなも!!?」
「それは、無いんじゃないかなぁ?栞さんならありえるかもしれないけど、あとJON。うち抜けている子が多いから」
大丈夫だよ、とユウが微笑むとNYもほっとしたように笑う
「初めてかもね。」
「え?」
「僕に向かって笑いかけてくれたの。」
ユウが子供のように嬉しそうに笑う
「初めてだわ。」
「え?」
「あんたに心許そうって思ったの」
今度はNYが照れくさそうに笑った
「ありがとう」
「あ!でも今の一瞬だけだからね!!」
「えぇ?ひどいなぁ。」
「やっぱ、あんた恐いもん」
「そう?」
「そう!」
でも、それでも、嬉しい。
「仕事場までついてくるの止めてよっ!」
*青色シャープイヤーズ*
「そんな事・・・言ったって・・・」
「心配だしさぁ。」
「死ぬって恐いんだよ・・・?」
「僕達が第1世界に入ったらいけないって法律はないし」
「ま、一緒にいるくらいいんじゃねぇの?」
「NYさんには指一本触れさせないから!!」
「命に代えても守ります!」
「ダメ。貴女まだ生きるべきだもの」
「向日葵がこういうなら守らないことも無くてよっ?」
全員から一言ひとこといただく
「だめだ・・・コイツ等・・・」
「まぁまぁ、みんなNYが大切なだけじゃん」
「だからって仕事場まで・・・」
できれば見てほしくないのに・・・とつぶやくNYをriraiveは不思議に見る。
「・・・そんな見られたくないの?」
「当たり前だよ。あんな・・・仕事・・・」
「?じゃぁ何で止めないのさ。」
「止める・・・ね。それができないの。だからやってんじゃん」
よく分からないがやらないといけない事らしい。
「・・・・よし」
「え?」
riraiveが聞き返そうとすると既にNYは居なかった
「NY?!」
「ごめん皆!!あたしやっぱり皆に見られたくないから!!」
「ちょっ!」
((((((((((速っ)))))))))
効果音で言ったら「びゅーんっ」とか「ズキューンッ」だ←
「あんな、足速かったんだ」
「しかもブーツはいてるのにあの速さって・・・」
「てか、一人にして大丈夫なの?」
「「「「「「ああっ!!」」」」」
(皆には悪いけど・・・人殺してるなんて死んでもばれたくないし)
あの子達だけには・・・
リンッ・・・・
「え?」
ピタ・・・・
鈴がなったかと思うと何かが首筋に当たった。感触と冷たさはナイフに似ていた
「・・・どちら様で?」
「あんたに・・・家族を殺された・・・」
「・・・・それだったら恨まれても仕方ないか」
「いいえ。貴女がやったことは正しいわ。あの人は沢山の人を見殺しにしてきたもの。でも・・・」
ぽたっと言う音が聞こえる。涙の音だろう
「でも・・・あたしにとっては一人だけの家族だったのっ!!」
「・・・・」
「母親も居なくなって!あの人から暴力を受けたことも数え切れないほどあった!!でもあの人は・・・あたしの一人だけのお父さんだったから・・・!だからあんたが!!」
「憎い・・・?」
「・・・・そうよ」
「殺したい・・・?」
「・・・そう」
「貴女が・・・?」
「・・・」
「貴女があたしを殺すの?そして貴女はどうするの?一生逃げて暮らすの?この最新技術の塊の第1世界で?・・・・いや、第2世界のモノを殺したんなら罪にはならないかもね・・・でも」
「あたしだって生きたい。・・・・自分勝手だけど。そんな事許されないかも。いえ、許されないでしょうね。でもあたしだって、帰りたい場所はあるのっ待ってる子達が居るのっ・・・・」
「・・・・まれ・・・」
「・・・え?」
「黙れよ・・・っ!」
「・・・」
「それでもあんたは父を殺した!!あたしは辛い思いをしたっ!あたしの帰る場所をとっといて!何が「帰りたい場所があるの」よ!!じゃぁあたしの帰る場所を返してよ!ねぇ!できないんでしょ!?いい人ぶるなよっ!結局あんたは人殺しじゃないっ!!」
「!・・・・」
「やめたいよ・・・あたしだって・・・」
「?」
「人殺して・・・それが罪に問われるはずのものなのに・・・なんであたしはあんな綺麗な子達と一緒に居られるの?それは幸福なの?不幸なの?この手で、人を殺してその手であの子達と触れ合って。あたしはどっち側に居るべきなのかしら?綺麗な方?汚い方?・・・いっそ貴女に殺されたほうがいいのかも知れない」
リンッ・・・
「え?」
「・・・じゃぁ望みどおり・・・消してあげる」
リンッ・・・
「殺してやるっ!!」
少女がナイフを振り上げる、NYが目をつぶると同時に前へ押し出された
ザクッ
「!?」
「なっ!」
「大丈夫?NYさん」
「ユウ・・・・・!?」
「やっと見つけたら・・・ナイフ突きつけられてるし・・・僕が地獄耳でよかったね・・・?」
「ちょ、何でかばったのよ!!」
「何で?決まってるじゃん」
「仲間だから」
「仲・・・・間・・・・?」
「どっち側に居るべき・・・なんて考えなくて良いよ。君は君でしょ?君らしく居ることが答えじゃないの?」
「答え?」
「ま、それは僕にも分からないけど」
ユウがすくっと立ち上がる。と、腕に刺さってたナイフを抜き取り少女に差し出す
「このナイフ・・・もう使わないほうが良いよ。仮にも人を刺したんだからね」
「あ・・・」
「帰りなさい。いつでも第2世界においで」
少女は急いで逃げるように立ち去った
「でも、不思議だねその鈴。耳に残るし・・・タイミングいいし」
「向日葵ちゃんが出してくれたのだからじゃない?」
「そうかな?僕は・・・」
(そのリボンが鈴を鳴らしてるように思えるんだけど)
「ま、いいや。皆のとこに帰ろ。仕事、休んだって良いでしょ?」
「あ、あたしの仕事もしかして分かっちゃった?」
「クスッ・・・元から知ってたよ。火薬のにおいするし。仕事で銃使うのは・・・限られてくるしね」
「え?!み、みんなも!!?」
「それは、無いんじゃないかなぁ?栞さんならありえるかもしれないけど、あとJON。うち抜けている子が多いから」
大丈夫だよ、とユウが微笑むとNYもほっとしたように笑う
「初めてかもね。」
「え?」
「僕に向かって笑いかけてくれたの。」
ユウが子供のように嬉しそうに笑う
「初めてだわ。」
「え?」
「あんたに心許そうって思ったの」
今度はNYが照れくさそうに笑った
「ありがとう」
「あ!でも今の一瞬だけだからね!!」
「えぇ?ひどいなぁ。」
「やっぱ、あんた恐いもん」
「そう?」
「そう!」
でも、それでも、嬉しい。
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刺された~(笑)
Re:無題
来てた~ww
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