11.24.09:50
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01.12.13:43
第68話
*神崎綾*
「ま、いっかこれでw」
「お買い上げありがとうございます」
適当発言をされながらも営業スマイルで乗り切る店員さんを後に、店をでる
「ん?」
ベランダにポニーテールの女の子が立ってる
「ユウ?」
「・・・?綾さん」
一瞬びっくりした顔をしてその後にっこりと笑うユウ
「何?どしたのこの寒い中ベランダで」
「ん?んー、どうしたのかなぁ?」
相変わらずの答えになってない答えを返してくる
「ユウが生まれたのってさ、冬って言ってたっけ」
「さぁ?寒かったっていうのが微妙に頭に残ってるけど、それは僕が生まれた世界に誰もいなかったからかも知れないね」
にっこりと顔は笑ってるけど目がすごく悲しそうだった
「・・・じゃぁ、どうやって生まれたのさ」
「生まれは普通だったらしいよ?でも母親に抱かれること無く、第2世界に割り振られたって」
少し下を向いて言う
「じゃぁ・・・」
「第2世界の初めての人間は僕。第2世界は僕から始まったって。・・・・まぁ、そう聞かされただけだよ。本当ってわけじゃない」
「誰に聞かされたの?」
「・・・フフッ誰だろうね?」
また答えになってない答え
「ユウ・・・」
「綾、この話は終わり。みんなのところに戻ろ?」
「・・・うん」
多少強引に打ち切られたユウの秘密
二人の間に沈黙が流れる
「・・・・」
「ねぇ、綾さん」
「?」
「世界って何で分かれちゃったんだろうね」
「・・・」
「一緒にいたい人を能力の差で引き離して・・・しかも」
”僕らは要らない人間なんて・・・”
声に出さなかった言葉は、綾の頭の中にはちゃんと入ってきた
「ユウ・・・」
「あぁ、雪。やっぱりきれいだな」
いつの間にか外に出てた2人は真っ黒な空に浮かぶ白い雪を見上げる
「メリークリスマス綾さん」
ユウの言葉と、目があまりにも悲しかったから
「メリークリスマス」
隣にあるユウの手をちょっとだけ強く握ってみた
「ま、いっかこれでw」
「お買い上げありがとうございます」
適当発言をされながらも営業スマイルで乗り切る店員さんを後に、店をでる
「ん?」
ベランダにポニーテールの女の子が立ってる
「ユウ?」
「・・・?綾さん」
一瞬びっくりした顔をしてその後にっこりと笑うユウ
「何?どしたのこの寒い中ベランダで」
「ん?んー、どうしたのかなぁ?」
相変わらずの答えになってない答えを返してくる
「ユウが生まれたのってさ、冬って言ってたっけ」
「さぁ?寒かったっていうのが微妙に頭に残ってるけど、それは僕が生まれた世界に誰もいなかったからかも知れないね」
にっこりと顔は笑ってるけど目がすごく悲しそうだった
「・・・じゃぁ、どうやって生まれたのさ」
「生まれは普通だったらしいよ?でも母親に抱かれること無く、第2世界に割り振られたって」
少し下を向いて言う
「じゃぁ・・・」
「第2世界の初めての人間は僕。第2世界は僕から始まったって。・・・・まぁ、そう聞かされただけだよ。本当ってわけじゃない」
「誰に聞かされたの?」
「・・・フフッ誰だろうね?」
また答えになってない答え
「ユウ・・・」
「綾、この話は終わり。みんなのところに戻ろ?」
「・・・うん」
多少強引に打ち切られたユウの秘密
二人の間に沈黙が流れる
「・・・・」
「ねぇ、綾さん」
「?」
「世界って何で分かれちゃったんだろうね」
「・・・」
「一緒にいたい人を能力の差で引き離して・・・しかも」
”僕らは要らない人間なんて・・・”
声に出さなかった言葉は、綾の頭の中にはちゃんと入ってきた
「ユウ・・・」
「あぁ、雪。やっぱりきれいだな」
いつの間にか外に出てた2人は真っ黒な空に浮かぶ白い雪を見上げる
「メリークリスマス綾さん」
ユウの言葉と、目があまりにも悲しかったから
「メリークリスマス」
隣にあるユウの手をちょっとだけ強く握ってみた
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