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11.24.05:08

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  • 11/24/05:08

02.15.03:24

第81話

一部始終を話して
プレゼント交換して
JONの常識はずれなクマの特大ぬいぐるみとか向日葵たちの期待はずれのカツラセットなど、変なのはあったが

そんな日々は過ぎ去って年越しです


*黄色ドリーム*


「いや、今年も残すとこあと僅かですな」
「そうですなぁ」
「りぃ、JONさん。そんなとこで呆けてないで、年越しの準備手伝えや。」

潤が額に青筋を立ててriraiveの背中を蹴る

「トシコシノジュンビ?マジデジマ?」
「JONさん、顔殴るよ。年越しの準備。正月は皆で俺んち来てワーワー騒いで帰るわけ。だから居候のお前らにも関係あるんだよ。」
「え、大掃除とかは・・・」
「しない。メンドイから。」

汚い・・・二人は心からそう思ったそうだ

「はい、俺は栞さんの風邪の様子見てくるからお前らは餅でもこねとけ」
「「イエッサー」」



「・・・」

カラカラ・・・

扉を開ける音がする。

潤だ

根拠もなく、布団に横になってる栞は思った。
会いたくて会いたくて待ち焦がれてた

「潤・・・」
「わ、栞さん!駄目だよ寝てなきゃ。」
「潤・・・」

潤が栞のそばに立ち寄ると栞は顔を潤の胸に押し当ててきた

「・・・どうしたの?」
「夢・・・夢を見た・・・」
「怖かった?」
「怖かった・・・」
「大丈夫。俺がいるから。とりあえず寝て?」
「・・・うん・・・」

布団に入ると潤がどこにも行かないように手をきつく握り締めた
どこにも行かないよ、と潤がつぶやくと栞は夢の話をし始めた




目の前に広がる砂利道
まだ幼い自分。ところどころ雪が積もってる。
その中にぽつんと、黒いしみを落としたように何かが見えた
近づいていくとソレは人のよう。倒れていた

「・・・」

幼い自分は倒れていた人を抱えると自分の家へ帰り始めた
帰り道、いじめっ子達がいた

「妖怪巫女だ!退治しろー!!」

子供達は足元に無限にある砂利を拾うと一気に栞に投げつけた

(この子は・・・守らないと・・・今も死にそうなのに・・・)

自分の頭に命中して血が流れてきても栞は自分の上着を取り、そのこにかぶせて帰って行った

「くっそーやっぱりあいつは痛みを感じないんだ!妖怪だ!!」
「絶対俺らが退治してやるからなー!!」

悔しそうに砂利をまた投げつけるソレは栞に届かず、ただ地面へと砂利の中へとまた戻って行っただけだった
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