11.24.12:37
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11.25.19:55
第33話
「あ・・・」
冬が来ました
*黒&白色ウィンター*
「雪だぁ・・・最近寒かったからなぁ・・・」
はいた息は白く、上へあがっていって消えていく
「ITSUMIN?」
「あ、綾さん」
「大丈夫ー?そんな薄着で、風邪引いちゃうよー?」
「あ、大丈夫です。綾さんは・・・?」
「第1世界に書類出しにーっミシェルのことで」
綾が笑顔で答える。
「・・・冬だねぇ」
「そうですね・・・確か私が来たのも冬でしたよね・・・」
「あっ!今からうちに来ない?おしるこ出したげるよっ」
「本当ですか?行きますーっ」
ITSUMINが歩こうとすると何かに引っ張られ転びそうになった
「え?」
「第2世界の人?」
振り向くと、真っ黒なドレスのような格好をしたツインテールのウサギの人形を持った小さな女の子がいた
「あの、どこから来たのかな?」
「第1世界から。いきなりこっちへ来た。まさかと思ったけど、ここ第2世界?」
「そうよ・・・。あの、あなた」
「僕は向日葵。この子は七海」
と、向日葵はウサギの人形を見せる
「第1世界で占い師をやっていた。どういった理由でここに送られたかは・・・わからない」
「向日葵ちゃんねっ。とりあえず私の家においで。ここじゃ寒いでしょ?」
「・・・」
無言でうなずく向日葵
「七海も・・・」
「え?」
「向日葵のことは呼んで、あたしのことは呼ばないのかしら?」
「・・・は?」
向日葵が持っていた人形が動き、しゃべりだす
「え??」
「あら?第2世界の人間はこういうのには慣れていると思ってたのだけど、違ってたみたいね」
「ウサギがしゃべった・・・」
「改めて、自己紹介するわ。あたしは七海。この子のパートナーよ」
といい、向日葵を指す
「・・・とりあえず、うちで聞きましょう」
綾がため息をつきながら言った
ガラッ
「あ、お帰り、綾さん。ITSUMINも。・・・とその娘は?」
帰ってくるとユウが待っていた
「第1世界から来た向日葵ちゃん。なんでも職業は占い師。あと、このウサギさんは七海さんっていうの」
「よろしくお願いします」
「よろしくね」
「・・・うん、大体つかめたよ。僕はユウって言うんだ。よろしくね」
にっこりとユウが挨拶する
「占い師だって?」
「うん。でもそれは副業で、本業は操り師。人形を操るの。まぁ、七海はこの子の本心で動いてるんだけど」
「そう、七海さんはなんで動けるの?」
「さぁ?生まれたときからこれだもの。確か人形仲間にどこかのえらい人があたしに魂を入れたって聞いたことがあるけど」
と、七海が答える
「また、新しい住民が増えたねぇ。これで何人だっけ?」
「確か・・・10人?」
「七海さんも入れたら11人です」
「あっ!おしるこ!作んなきゃ!待っててねITSUMINっユウもいる?」
「もらうよ」
「向日葵ちゃんと七海さんは?」
「いただきます」
「あたしは人形だから食べれないのよ。ごめんなさいね」
「いいえーっじゃぁ、3人分ね」
そういうと綾はいそいそと台所へ入っていった
「あ、私も手伝いますーっ」
とITSUMINも台所へ入っていく
「操り師ね・・・もしかして人間も操れたりするのかな」
「・・・操ったことはない。でも、やってみる価値はある」
「・・・気が合いそうだね」
「僕も今、それ思ったわ」
二人は不気味な笑顔で仲良くなったという・・・
冬が来ました
*黒&白色ウィンター*
「雪だぁ・・・最近寒かったからなぁ・・・」
はいた息は白く、上へあがっていって消えていく
「ITSUMIN?」
「あ、綾さん」
「大丈夫ー?そんな薄着で、風邪引いちゃうよー?」
「あ、大丈夫です。綾さんは・・・?」
「第1世界に書類出しにーっミシェルのことで」
綾が笑顔で答える。
「・・・冬だねぇ」
「そうですね・・・確か私が来たのも冬でしたよね・・・」
「あっ!今からうちに来ない?おしるこ出したげるよっ」
「本当ですか?行きますーっ」
ITSUMINが歩こうとすると何かに引っ張られ転びそうになった
「え?」
「第2世界の人?」
振り向くと、真っ黒なドレスのような格好をしたツインテールのウサギの人形を持った小さな女の子がいた
「あの、どこから来たのかな?」
「第1世界から。いきなりこっちへ来た。まさかと思ったけど、ここ第2世界?」
「そうよ・・・。あの、あなた」
「僕は向日葵。この子は七海」
と、向日葵はウサギの人形を見せる
「第1世界で占い師をやっていた。どういった理由でここに送られたかは・・・わからない」
「向日葵ちゃんねっ。とりあえず私の家においで。ここじゃ寒いでしょ?」
「・・・」
無言でうなずく向日葵
「七海も・・・」
「え?」
「向日葵のことは呼んで、あたしのことは呼ばないのかしら?」
「・・・は?」
向日葵が持っていた人形が動き、しゃべりだす
「え??」
「あら?第2世界の人間はこういうのには慣れていると思ってたのだけど、違ってたみたいね」
「ウサギがしゃべった・・・」
「改めて、自己紹介するわ。あたしは七海。この子のパートナーよ」
といい、向日葵を指す
「・・・とりあえず、うちで聞きましょう」
綾がため息をつきながら言った
ガラッ
「あ、お帰り、綾さん。ITSUMINも。・・・とその娘は?」
帰ってくるとユウが待っていた
「第1世界から来た向日葵ちゃん。なんでも職業は占い師。あと、このウサギさんは七海さんっていうの」
「よろしくお願いします」
「よろしくね」
「・・・うん、大体つかめたよ。僕はユウって言うんだ。よろしくね」
にっこりとユウが挨拶する
「占い師だって?」
「うん。でもそれは副業で、本業は操り師。人形を操るの。まぁ、七海はこの子の本心で動いてるんだけど」
「そう、七海さんはなんで動けるの?」
「さぁ?生まれたときからこれだもの。確か人形仲間にどこかのえらい人があたしに魂を入れたって聞いたことがあるけど」
と、七海が答える
「また、新しい住民が増えたねぇ。これで何人だっけ?」
「確か・・・10人?」
「七海さんも入れたら11人です」
「あっ!おしるこ!作んなきゃ!待っててねITSUMINっユウもいる?」
「もらうよ」
「向日葵ちゃんと七海さんは?」
「いただきます」
「あたしは人形だから食べれないのよ。ごめんなさいね」
「いいえーっじゃぁ、3人分ね」
そういうと綾はいそいそと台所へ入っていった
「あ、私も手伝いますーっ」
とITSUMINも台所へ入っていく
「操り師ね・・・もしかして人間も操れたりするのかな」
「・・・操ったことはない。でも、やってみる価値はある」
「・・・気が合いそうだね」
「僕も今、それ思ったわ」
二人は不気味な笑顔で仲良くなったという・・・
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