11.24.10:43
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12.02.18:18
第43話
「あのときの・・・・」
「・・・・あ・・・・・」
*チョコレート色ウォント*
「・・・・ここにいちゃ寒いよ。中に入ろう?」
「・・・え・・・・・?」
「ホラ、昨日の雪が積もってるから。それに顔が赤いし、風邪引いてる・・・でしょ?」
「あ・・・・はい・・・」
「だったらなおさら。入って?」
「・・・・すみません」
NYが扉を開けて中へ入るよう促す
藤波は素直に入っていく
(顔が赤いだけでよく・・・)
NYが後ろにいる間に涙をすばやくぬぐう
(もしかして、鼻水でも出てたかな・・・?)
家の中は結構可愛らしい「女の子の部屋」って感じだった
(狙撃手・・・にしては、可愛い部屋)
「きついならあたしのベッド貸すけど?」
「・・・・大丈夫・・・です」
そういうとNYは食卓に藤波を座らせ
ホットミルクを出す
「ごめんね、そのくらいしか出すのが無くて」
「いえ・・・すみません・・・・」
藤波がホットミルクを一口飲むとNYが前に座る
「・・・・・あのさ・・・・あー・・・まだ恨んでるかな・・・?」
「・・・いいえ・・・あのあと冷静になって考えてみたら・・・ほんとあたしのした事ってバカだったんだと思いました・・・あの人・・・」
「ユウ?」
「その人が止めてくれて・・・怪我させといてなんですけど・・・ホントに良かったと思ってます・・・すみませんでした」
「いや・・・あのおかげであたし、できるだけ、その・・・人を・・・殺すのは・・・・仕事外にしようと思ってさ・・・あたしに仕事頼む奴等はさ、その、相手に対して生きてる価値がないっていうのをあたしに教えてくるわけ・・・こんな事いってあれだけどさ」
「いいえ」
すぐに自分の父親に対して謝ったということが分かり否定する
「確かにあの人は、人としてやってはいけないことをやってきましたから」
藤波がうつむくとNYも悲しそうに言う
「・・・あたしもそれ教えられてね。・・・だからって言い訳にはなんないか。実際あんたは苦しんだもんね、何の関係も無いのにあたしのせいで」
「いいえ!こちらこそすみませんでした・・・あの人はいずれああなる人だったんです」
そういうとNYは「ごめん」とつぶやいた
「・・・名前は?」
「藤波です」
「そう、年は?」
「15です」
「あたし達と一緒。すぐ仲良くなれるね。皆に会いに行こうか。第2世界の住人として」
「・・・・え?」
藤波の動きが止まる
「あたし・・・ここにいてもいいんですか?」
「もちろんだよ・・・嫌じゃないなら」
「はいっ!」
藤波に初めて本当の笑顔が見えた
「ゼウス様・・・」
『セイレーン?どうした。何か下界でいいことでもあった?新しく生まれてから初めてだろう』
「まぁね。こっちのほうで記憶をなくした女神を一人見つけましたのよ」
『その声はモイラ!?生まれ変わってもまたお前等出会ったんだな!で?女神?』
「えぇ、アストレイア・・・希望の女神」
「何かと下界での記憶がすさまじくて。たぶんそのせいで自分が女神と言うことを忘れてるんだと思いますわ。でも、思い出したらきっといい味方になってくれると」
『そうか。無理させないように。思い出したらよろしくと言っといてくれ。・・・今のお前等の名前は・・・?』
「向日葵」
「七海りお・・・って言っても入ってるウサギの人形の名前自体は七海ですけど」
『ぷーっ!モイラまた人形に入れられたの?!お前の力は強大だからね。イリスも不安なんだろ』
「自分の力ぐらい制御できましてよ?イリスにはホント失礼するわ。まぁ、出れるから良いですけど」
『はは、そうか・・・じゃ、またな』
「「はい」」
「ここに皆いるよ」
「は、はい・・・」
「ははっそんなに固くなんないで、潤ーっ」
「・・・はー・・・い?誰その子?もしかして、また来たの?」
「みたいよ。なんか今年新しい住民ラッシュね」
「何それ。どうぞ?」
「あ、はい・・・」
潤と呼ばれたショートカットの男の子についていく
「みんなぁ、また来たらしいよ、新しい子」
「え?」
「へ?」
「ほぇ?」
「・・・」
「まじ?」
「おぉっ」
えーと、上から・・・だりぃな・・・
riraive、綾、ITSUMIN、栞、めたないと、JONである
「またもや可愛らしいっ」
「ストップJON君。いきなり恐怖心与えたら駄目でしょ」
「ここに来たってことはこの人も普通の人じゃ・・・」
「可愛い・・・」
「最近結構来るなー、何?住民ラッシュ?」
「わぁっよろしくお願いします!」
順番通りしゃべってよ・・・上から・・・
JON、綾、riraive、栞、めたないと、ITSUMINである。もぅいらなくね?コレ
「めたないと、それさっきNYも言ってた。え、と名前は?」
「あ、藤波・・・です」
「だそうです。」
「潤君しきんなー!」
「下がれーっ」
「綾さんはいいが、めたないとはむかつく。」
「ひどっ」
めたないとがのけぞると、台所につながる扉が開いた
「あ・・・」
「あれ?もぅ来たんだ?NYさんが連れてきたの?」
「そ。」
「僕ユウ。きみは?」
「あ、藤波です。その節は・・・すみませんでした・・・!」
「ううん。もぅほとんど治ったから」
にっこりとユウが微笑む
「知り合いか?!知り合いなのか?!」
「JON、男の嫉妬は見苦し・・・」
riraiveが最後まで言い終わらない間にJONはriraiveに肘鉄を食らわせた
カラカラ・・・
「あ、向日葵さん帰ってきたかな?」
「あら、貴女・・・」
「あ!あの時の!」
「どうかしら?少しは思い出した?」
「・・・何も」
向日葵が「焦らなくていいよ」と言う
「知り合い?!知り合いなの?!」
「何故ちょっとうれしそうなんだ、JONさん」
「いや、なんとなくリンクしてるって、楽しいじゃん」
(何故潤君には肘鉄を食らわせない!?)
そのときriraiveはそう思ったと言う
ずっとあたしが欲しかったもの
幸せな日々。穏やかな居場所
本当の仲間
「・・・・あ・・・・・」
*チョコレート色ウォント*
「・・・・ここにいちゃ寒いよ。中に入ろう?」
「・・・え・・・・・?」
「ホラ、昨日の雪が積もってるから。それに顔が赤いし、風邪引いてる・・・でしょ?」
「あ・・・・はい・・・」
「だったらなおさら。入って?」
「・・・・すみません」
NYが扉を開けて中へ入るよう促す
藤波は素直に入っていく
(顔が赤いだけでよく・・・)
NYが後ろにいる間に涙をすばやくぬぐう
(もしかして、鼻水でも出てたかな・・・?)
家の中は結構可愛らしい「女の子の部屋」って感じだった
(狙撃手・・・にしては、可愛い部屋)
「きついならあたしのベッド貸すけど?」
「・・・・大丈夫・・・です」
そういうとNYは食卓に藤波を座らせ
ホットミルクを出す
「ごめんね、そのくらいしか出すのが無くて」
「いえ・・・すみません・・・・」
藤波がホットミルクを一口飲むとNYが前に座る
「・・・・・あのさ・・・・あー・・・まだ恨んでるかな・・・?」
「・・・いいえ・・・あのあと冷静になって考えてみたら・・・ほんとあたしのした事ってバカだったんだと思いました・・・あの人・・・」
「ユウ?」
「その人が止めてくれて・・・怪我させといてなんですけど・・・ホントに良かったと思ってます・・・すみませんでした」
「いや・・・あのおかげであたし、できるだけ、その・・・人を・・・殺すのは・・・・仕事外にしようと思ってさ・・・あたしに仕事頼む奴等はさ、その、相手に対して生きてる価値がないっていうのをあたしに教えてくるわけ・・・こんな事いってあれだけどさ」
「いいえ」
すぐに自分の父親に対して謝ったということが分かり否定する
「確かにあの人は、人としてやってはいけないことをやってきましたから」
藤波がうつむくとNYも悲しそうに言う
「・・・あたしもそれ教えられてね。・・・だからって言い訳にはなんないか。実際あんたは苦しんだもんね、何の関係も無いのにあたしのせいで」
「いいえ!こちらこそすみませんでした・・・あの人はいずれああなる人だったんです」
そういうとNYは「ごめん」とつぶやいた
「・・・名前は?」
「藤波です」
「そう、年は?」
「15です」
「あたし達と一緒。すぐ仲良くなれるね。皆に会いに行こうか。第2世界の住人として」
「・・・・え?」
藤波の動きが止まる
「あたし・・・ここにいてもいいんですか?」
「もちろんだよ・・・嫌じゃないなら」
「はいっ!」
藤波に初めて本当の笑顔が見えた
「ゼウス様・・・」
『セイレーン?どうした。何か下界でいいことでもあった?新しく生まれてから初めてだろう』
「まぁね。こっちのほうで記憶をなくした女神を一人見つけましたのよ」
『その声はモイラ!?生まれ変わってもまたお前等出会ったんだな!で?女神?』
「えぇ、アストレイア・・・希望の女神」
「何かと下界での記憶がすさまじくて。たぶんそのせいで自分が女神と言うことを忘れてるんだと思いますわ。でも、思い出したらきっといい味方になってくれると」
『そうか。無理させないように。思い出したらよろしくと言っといてくれ。・・・今のお前等の名前は・・・?』
「向日葵」
「七海りお・・・って言っても入ってるウサギの人形の名前自体は七海ですけど」
『ぷーっ!モイラまた人形に入れられたの?!お前の力は強大だからね。イリスも不安なんだろ』
「自分の力ぐらい制御できましてよ?イリスにはホント失礼するわ。まぁ、出れるから良いですけど」
『はは、そうか・・・じゃ、またな』
「「はい」」
「ここに皆いるよ」
「は、はい・・・」
「ははっそんなに固くなんないで、潤ーっ」
「・・・はー・・・い?誰その子?もしかして、また来たの?」
「みたいよ。なんか今年新しい住民ラッシュね」
「何それ。どうぞ?」
「あ、はい・・・」
潤と呼ばれたショートカットの男の子についていく
「みんなぁ、また来たらしいよ、新しい子」
「え?」
「へ?」
「ほぇ?」
「・・・」
「まじ?」
「おぉっ」
えーと、上から・・・だりぃな・・・
riraive、綾、ITSUMIN、栞、めたないと、JONである
「またもや可愛らしいっ」
「ストップJON君。いきなり恐怖心与えたら駄目でしょ」
「ここに来たってことはこの人も普通の人じゃ・・・」
「可愛い・・・」
「最近結構来るなー、何?住民ラッシュ?」
「わぁっよろしくお願いします!」
順番通りしゃべってよ・・・上から・・・
JON、綾、riraive、栞、めたないと、ITSUMINである。もぅいらなくね?コレ
「めたないと、それさっきNYも言ってた。え、と名前は?」
「あ、藤波・・・です」
「だそうです。」
「潤君しきんなー!」
「下がれーっ」
「綾さんはいいが、めたないとはむかつく。」
「ひどっ」
めたないとがのけぞると、台所につながる扉が開いた
「あ・・・」
「あれ?もぅ来たんだ?NYさんが連れてきたの?」
「そ。」
「僕ユウ。きみは?」
「あ、藤波です。その節は・・・すみませんでした・・・!」
「ううん。もぅほとんど治ったから」
にっこりとユウが微笑む
「知り合いか?!知り合いなのか?!」
「JON、男の嫉妬は見苦し・・・」
riraiveが最後まで言い終わらない間にJONはriraiveに肘鉄を食らわせた
カラカラ・・・
「あ、向日葵さん帰ってきたかな?」
「あら、貴女・・・」
「あ!あの時の!」
「どうかしら?少しは思い出した?」
「・・・何も」
向日葵が「焦らなくていいよ」と言う
「知り合い?!知り合いなの?!」
「何故ちょっとうれしそうなんだ、JONさん」
「いや、なんとなくリンクしてるって、楽しいじゃん」
(何故潤君には肘鉄を食らわせない!?)
そのときriraiveはそう思ったと言う
ずっとあたしが欲しかったもの
幸せな日々。穏やかな居場所
本当の仲間
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