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11.23.23:55

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  • 11/23/23:55

03.29.15:59

第87話

「第1回、ビックリドッキリ波打ち際バレンタイン合戦!かいさーい!」

綾が元気よく叫ぶ

「バレンタインもビックリドッキリもまぁ分かるとして、波打ち際と合戦て?」

潤が突っ込んであげる

「いいの!潤君は口出ししないで!」
「はいはい。」

べーっ!と舌を出して潤をあしらうとITSUMINがにこやかに声を上げた

「もしかして、皆で対決みたいなことをするんですかー?」
「はいITSUMINピンポン!」

今日は異様にテンションが高い。大量のチョコレートがあるせいだろう。

「じゃぁ、あたし達は・・・チョコ作るの?」
「しかも1個だけ!」
「・・・・じゃぁ、こんな大量のチョコ要らなくねえか?」

潤が当たり前の疑問を口にする

「ばっかねぇ、あたしと潤君はまぁ腕は確かだからいいとして。NYは食生活カップラーメンばっかですっごい偏ってるし」
「うっ」
「ITSUMINは料理に関しては未知数」
「あははー・・・」
「藤波ちゃんはまだまだこれから調査が必要」
「えぇ?」
「栞は潤に頼りっぱなし!」
「確かに・・・」
「向日葵ちゃんはまだまだ子供」
「気持ちは大人だよ」
「七海さんは人形!」
「あら!抜け出せますわよ!」
「神風ちゃんは霊魂!」
「あぁー・・・核心付いてるよ・・・」
「塾Tはかもし出す雰囲気が駄目人間!!」
「ひっどーい!!」

塾Tが綾に猛反論。まあ間違っては無いが・・・

「ということで失敗する可能性のやからがごろごろいる!イコール、チョコが必要なわけ。異常なほどね。」
「ひとまず納得する。」

潤がしぶしぶうなずく

「で?ルールは?」
「へ?」
「どうせ意味わかんないルール考えてるんだろ。綾さんのことだから。」
「む。よく分かったわね・・・」

す、と懐から紙を取り出す

「えーと、今からアミダで決まった男の子に、チョコを渡す。それが鉄のルール。つまりは原則。まずは分かったわね?」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
「はぁ・・・。」

潤が大きくため息をついた
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