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11.23.05:02

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  • 11/23/05:02

04.06.16:55

一匹狼とメガネお嬢 その後

「・・・・思い出した。お前新家の党首の孫だな」
「あ、知ってるんですか?」
「まぁ、聞いたことあったし。親の事情で行った事あったから」
「おじい様にバレたらいけないって言われてたので秘密にしてたんですよ」
「じゃぁ、俺も駄目じゃねぇか」
「いえ、鬼徹さんはいいんです」
「んでだよ」
「おじい様がお前が本当に信頼できる人になら言ってもいいよって」

また屈託の無い笑顔で微笑む睦月。

「・・・」
「頬の傷。大丈夫ですか?」
「ああ、別にかすっただけだし」
「すみません、できるだけあたらないようにしたつもりだったんですが」
「んなことよりお前は?」
「大丈夫です。相手雑魚かったので!」
「・・・あぁ、そう」

鬼徹が少し微笑む

「わ、笑いましたね鬼徹さん!!」
「だからなんだよ・・・」
「すごいすごい!いや、はじめてみたので!」
「そうか?まぁよく笑うほうではないけど」
「はい。いつも仏頂面ですよね!」
「・・・まぁそうだな。」

こいつは・・・正直すぎる

「睦月。取り合えず帰るぞ」
「・・・・」
「今度は何だ」
「初めて名前呼んでくれましたね!」
「は?あぁ・・・だってお前、そのメガネ伊達だろ」
「はい!変装用にとおじい様が」
「だったらメガネって呼ぶのはおかしいだろうが」

で、消去法で”睦月”

「嬉しいですね」
「何がだ」
「名前で呼び合うって距離縮まった気しません?」
「・・・そうかよ」
「はい、そうです」

「鬼徹・・・」
「ふざけてんのかてめぇ」
「はい。」
「・・・じゃぁもう睦月とは呼ばねぇ」
「えー!!いやです!」
「・・・お嬢でどうだ?」
「・・・あなたこそふざけてるでしょ?」
「俺は至ってまじめだ」
「じゃぁ天然ですね!!」
「・・・っっ!!!」



一匹狼はある日、メガネで三つ編みの可愛らしいお嬢に会いました
そのお嬢は誰よりも強く、誰よりも可憐でした

一匹狼がお嬢になついて離れなくなったのはまだ、先のお話。
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