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11.23.13:55

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  • 11/23/13:55

04.06.15:57

一匹狼とメガネお嬢 前編

「おい」
「は、はい」

明らかにけんか腰の少年が財布を差し出す

「落ちたぞ」
「・・・ありがとうございます」

一匹とメガネお

(優しい人だったなぁ・・・ちょっと怖かったけど。)

新睦月(アラタ ムツキ)。今年度入学したお嬢様お坊ちゃま学園で早くも劣等感を感じてるお嬢様。流行おくれのメガネを愛用。

「おい、新。」
「?あ、はい先生」
「これ、資料室まで運んでくれんか?」

目の前の先生が抱えているダンボールには世界地図や何やらが入っている。明らかに女子生徒に持たせるものじゃない

・・・まぁ、この先生も困ってるんだろう・・・

「分かりました。資料室ですね」
「おお。コレ、鍵だ。じゃ、よろしく頼むな」

なんてベタベタなシチュエーションなんだろう・・・。やっぱメガネっ娘は損なのか・・・←

(にしても・・・資料室って3年の校舎通らなきゃじゃん・・・明らかにやばい・・・)

今年度の3年生はお嬢様お坊ちゃま学園であるにもかかわらず、不良やらヤンキーが多い。その渦中に気の弱そうなメガネっ娘は非常にやばい

(あの、教師・・・親の特権で首にできたりしないだろうか・・・)

無理だろ。

「重そうだね?」

・・・なんかいる。後ろになんかいる。しかも気配が心配してない。明らかにいい鴨として見られてる・・!!!

「君何年?」
「1年です・・・」
「へぇ、あ、ところで君お金持ってる?」
「・・・何故ですか?」
「何故って、この学園の3年がどういうことするかぐらい、分かるよね?1年だから」
「私は先輩にお金を上げるほど余裕を持っていませんので」
「口答え?」
「丁寧にお断りしてるんです」

ダンッ!!

先輩の蹴りが壁を撃破する。そしてこちらににっこり笑いかける

「お金w」

せっかくなので笑いかけてあげよう

「ありませんw」

「ふざけてんのか?」
「不良の先輩相手にふざけれるほど度胸ありません。どいてください、資料室に行くので」
「てめぇっ」
「あ」

先輩が胸ぐらをつかむと同時に後ろに人影が

ドゴッ
ズサーッ

結果。先輩顔の側面から蹴りを入れられぶっ飛ぶ

「・・・てめえはもうちょっといい解決法を知らねぇのか」
「あ、あなた・・・あのときのけんか腰の好青年じゃないですか!いや、その節はどうも!」
「・・・お前喧嘩売ってんのか?」
「まさか。感謝してます。あれ私の全財産だったので」

けんか腰の好青年は不機嫌そうにああ、そうと答える

「お名前だけでもいいですか?」
「・・・・知ってどうする?」
「さぁ?なぜか知っておきたいんです。」
「・・・・如月鬼徹・・・」
「きさらぎきてつ・・・・きが多い気がしますね」
「お前やっぱり喧嘩売ってるだろ!!」
「私の名前は新睦月です。よろしくお願いします。あ、廊下で見かけたら大声で声かけますね」
「大声じゃなくていい・・・」
「じゃぁ、声かけてもいいってことですね」
「・・・・・勝手にしろ」

ちなみに先輩・・・・・気絶中
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