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11.23.17:39

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  • 11/23/17:39

04.03.15:06

「1000年の呪い?」
「それゲゲ●の鬼太郎でしょ」
「それ1000年呪い歌。」
「で?それがどうしたの☆」

思い思いに口走る野朗共

「1000年の呪い。すなわち、あなたが前世、生きていた時代から今年で1000年が過ぎました。1000年前の1603年。姫様は殺され、国側が滅びました。しかし、姫様の最後の力が反乱軍のすべてを闇に封印したのです。」
「わぉ、信乃すっげぇ★」
「それが今、動き出そうと・・・。」
「信用は・・・できないなぁ・・・」
「当然でございます。しかし、今にきっと1000年ののろいを実感するときが来ましょう。そのとき、信じていただければ結構です」
「はぁ・・・」

信乃がてきとうに相槌を打つ

「ところで風間ちゃん」
「・・・」
「露骨に嫌な顔しないでよ、俺らがもしその家来の生まれ変わりだとしても、記憶が無い今、どうにもできないぞ。君と清火ちゃん以外、信乃を守る力が無いということになる」
「そうですね・・・せめて全員そろえば・・・」
「ていうか何で君は前世のこと覚えてんのかなぁ☆?」
「あ、それは多分生まれたときからインプットされていたようで。その記憶を清火に受け渡したのです」
「いぇい」
「じゃぁ、それすれば・・・」
「無理なんです。」
「は?」

雷那が風間に疑問を無言でぶつける

「私達、家来にはそれぞれの能力があり、相性がある。自分がその能力より上の立場にいないと・・・」
「ウエノタチバ?」
「はい、その力を打ち消せるか、その力を生み出せるような力を家来の中に一人ずつ」
「全てを捻じ曲げる風、全てを見通してる林、全てを焼き尽くす火、全てを守り続ける山、全てを隠し切る陰、全てを打ちのめす雷・・・と、六つのタイプがあるのです。ちなみに風間様は風で私は火です」
「風は火より上の立場になってるので私は清火に記憶を送ることができた。しかし火が勝てるのは林なのです・・・もし本当にあなた方が昔の同胞達なら、今この場に林はいません」
「へぇー・・・」

絶対分かってない

キーンコーンカーンコーン・・・

「あ、予鈴・・・」
「清火、急ぎなさい。あなたは1年なのですから」
「それ別に関係なくないですか?急ぎますけど!」
「姫様も。行きましょう」
「あ、あぁ・・・」




風は火を吹き消し、火が林を燃やし尽くす。林が山を生み、山が陰を生む。影は雷の光をも奪い、雷は風の力をも断ち切る・・・
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