07.14.23:19
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01.28.17:17
参
スタ スタ スタ スタ
ペタ ペタ ペタ ペタ
「・・・キヨカ。その歩きかた若干幼稚くさいですよ」
「そうですかぁ?カザマ様だって背筋伸ばしすぎです。あ、緊張ですかぁ?」
「違います。元からです」
「話し中すまないが・・・」
「「はい?」」
「こっちがキヨカの校舎で、こちらがカザマの校舎だ」
「あぁ、ありがとうございます。キヨカ。あとは一人で行けますね」
「子供じゃありませんよぉ!」
キヨカと呼ばれた美少女は軽く頬を膨らまして1年校舎に去っていく
「それでは先生。私の教室のほうへ」
「あ、はい」
あまりに出来がよすぎる生徒のため、先生のほうがタジタジしている
「ここが教室だ」
ガラッ・・・
「おーい、今日はみんなに転入生を紹介するぞー」
「おっしゃきたー!」
「美少女かー!?」
「まぁ、入ってくれ」
「失礼します」
『きゃぁっ!』
『うぉっ!』
女子の歓喜の声と男子の驚きの声
((((美形だ・・・!!!))))
(美形だな)
教室の後ろの席のほうで信乃が頬杖をつき前にいる王子様オーラ全開の転入生をみる
(だからって何って感じだけど)
「姫様っ」
「んん?」
明らかに信乃の方を見て叫ぶ転入生
そしてこちらに向かってくる
「え?」
「お、おいカザマっ!」
(何?なんだ?こいつ)
「お会いしたかったっ信乃姫様・・・」
ふんわりと笑うカザマと呼ばれた転入生
「姫ぇ?」
「「信乃が?」」
山都と双子が口をはさむ
「カザマ・・・挨拶をし終わってからにしてくれないかそういうのは・・・」
「あ、すみません。私の名前は風間(カザマ)です。これから同級生として仲良くしてくださいませ」
頭を深くさげみんなに挨拶する。おい、女子生徒の5・6人は既に恋に落ちたぞ
「どうぞよろしく、姫様」
「・・・!!」
俺は姫じゃねぇ!!
ペタ ペタ ペタ ペタ
「・・・キヨカ。その歩きかた若干幼稚くさいですよ」
「そうですかぁ?カザマ様だって背筋伸ばしすぎです。あ、緊張ですかぁ?」
「違います。元からです」
「話し中すまないが・・・」
「「はい?」」
「こっちがキヨカの校舎で、こちらがカザマの校舎だ」
「あぁ、ありがとうございます。キヨカ。あとは一人で行けますね」
「子供じゃありませんよぉ!」
キヨカと呼ばれた美少女は軽く頬を膨らまして1年校舎に去っていく
「それでは先生。私の教室のほうへ」
「あ、はい」
あまりに出来がよすぎる生徒のため、先生のほうがタジタジしている
「ここが教室だ」
ガラッ・・・
「おーい、今日はみんなに転入生を紹介するぞー」
「おっしゃきたー!」
「美少女かー!?」
「まぁ、入ってくれ」
「失礼します」
『きゃぁっ!』
『うぉっ!』
女子の歓喜の声と男子の驚きの声
((((美形だ・・・!!!))))
(美形だな)
教室の後ろの席のほうで信乃が頬杖をつき前にいる王子様オーラ全開の転入生をみる
(だからって何って感じだけど)
「姫様っ」
「んん?」
明らかに信乃の方を見て叫ぶ転入生
そしてこちらに向かってくる
「え?」
「お、おいカザマっ!」
(何?なんだ?こいつ)
「お会いしたかったっ信乃姫様・・・」
ふんわりと笑うカザマと呼ばれた転入生
「姫ぇ?」
「「信乃が?」」
山都と双子が口をはさむ
「カザマ・・・挨拶をし終わってからにしてくれないかそういうのは・・・」
「あ、すみません。私の名前は風間(カザマ)です。これから同級生として仲良くしてくださいませ」
頭を深くさげみんなに挨拶する。おい、女子生徒の5・6人は既に恋に落ちたぞ
「どうぞよろしく、姫様」
「・・・!!」
俺は姫じゃねぇ!!
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01.28.16:45
弐
あぁ・・・なぜ人は・・・
AM 7:00
二度寝をするんだろう
「ぎゃあぁあぁー!!ふと気がつけば二度寝ですかコノヤロー!!」
「うるさいわよ信乃!早く降りてご飯食べなさい!」
「はいはーい!!」
朝食をとり家を急いで出る。と、横に自転車が並んできた
「よっ!シィちゃんっ★乗せてってやろうか?」
「シィちゃんと呼ぶな馬鹿者。くそチャリ通が」
こいつは幼馴染の山都(ヤマト)。まぁ腐れ縁っていうか腐れ切ってるっていうか。
「おぉ、そんな可愛くない事言ってると乗せてってやんないぞ★」
「乗せてってほしいと思ってませんから」
「でもさぁ★お前のそのペースで行ったら今日も遅刻で遅刻ハンコ10個連続でたまるけど?」
「遅刻・・・ハンコ・・・?」
「10個連続では記録更新だろ?今回はあの悪趣味風紀委員双子どんなお仕置きするのかなぁ★?」
「おし・・・おき・・・?」
信乃の顔がサァーーっと青くなる
「お、おい山都・・・乗せてけよ!」
「くそチャリ通って言った罪は重いよねぇ★」
「ぅぐっ!!」
こいつも相当なサディスティック星人だ・・・
「あっちょっ!!」
さっさとチャリを飛ばす。
信乃も一生懸命走り、やっと校門が見えてきたがもう閉め始められている
「ちょっと待てえぇ!!」
「「ん?」」
ザザァーッ
「セ、セーフ?」
「・・・君は毎回毎回・・・」
「学習能力というものがないのですか?」
瓜二つの整った顔がこっちを呆れたように見下ろす。
陰留と雷那(カゲル・ライナ)だ
「す、すみません」
いつの間にか自分のズボンのポケットから生徒手帳を抜き取られ遅刻ハンコを力強く押される
「あ、ぁー・・・」
「はい、これで10個連続です」
「まったく・・・困りますね風紀を乱してもらっては」
二人してメガネを押し上げる
「ま、いーけどね」
「お仕置きも今日のお楽しみのために繰り越してやるよ」
「へ?」
メガネをはずしきちんとセットされた髪をぐしゃぐしゃと崩す
髪形を変えてもかっこいいところが憎いよね
「お楽しみ?」
「今日俺らのクラスに転入生が来るらしいんだよ」
「だからお前にお仕置きしてる暇ないわけだ」
「「今すぐクラス行ってどんな美人さんか拝むぞバカヤロー!」」
「転入生?へぇ・・・この時期に」
(あほらし・・・)
姫様の摩訶不思議な話は
ある二人が、この学校に転校してくるところから始まります
AM 7:00
二度寝をするんだろう
「ぎゃあぁあぁー!!ふと気がつけば二度寝ですかコノヤロー!!」
「うるさいわよ信乃!早く降りてご飯食べなさい!」
「はいはーい!!」
朝食をとり家を急いで出る。と、横に自転車が並んできた
「よっ!シィちゃんっ★乗せてってやろうか?」
「シィちゃんと呼ぶな馬鹿者。くそチャリ通が」
こいつは幼馴染の山都(ヤマト)。まぁ腐れ縁っていうか腐れ切ってるっていうか。
「おぉ、そんな可愛くない事言ってると乗せてってやんないぞ★」
「乗せてってほしいと思ってませんから」
「でもさぁ★お前のそのペースで行ったら今日も遅刻で遅刻ハンコ10個連続でたまるけど?」
「遅刻・・・ハンコ・・・?」
「10個連続では記録更新だろ?今回はあの悪趣味風紀委員双子どんなお仕置きするのかなぁ★?」
「おし・・・おき・・・?」
信乃の顔がサァーーっと青くなる
「お、おい山都・・・乗せてけよ!」
「くそチャリ通って言った罪は重いよねぇ★」
「ぅぐっ!!」
こいつも相当なサディスティック星人だ・・・
「あっちょっ!!」
さっさとチャリを飛ばす。
信乃も一生懸命走り、やっと校門が見えてきたがもう閉め始められている
「ちょっと待てえぇ!!」
「「ん?」」
ザザァーッ
「セ、セーフ?」
「・・・君は毎回毎回・・・」
「学習能力というものがないのですか?」
瓜二つの整った顔がこっちを呆れたように見下ろす。
陰留と雷那(カゲル・ライナ)だ
「す、すみません」
いつの間にか自分のズボンのポケットから生徒手帳を抜き取られ遅刻ハンコを力強く押される
「あ、ぁー・・・」
「はい、これで10個連続です」
「まったく・・・困りますね風紀を乱してもらっては」
二人してメガネを押し上げる
「ま、いーけどね」
「お仕置きも今日のお楽しみのために繰り越してやるよ」
「へ?」
メガネをはずしきちんとセットされた髪をぐしゃぐしゃと崩す
髪形を変えてもかっこいいところが憎いよね
「お楽しみ?」
「今日俺らのクラスに転入生が来るらしいんだよ」
「だからお前にお仕置きしてる暇ないわけだ」
「「今すぐクラス行ってどんな美人さんか拝むぞバカヤロー!」」
「転入生?へぇ・・・この時期に」
(あほらし・・・)
姫様の摩訶不思議な話は
ある二人が、この学校に転校してくるところから始まります
01.28.09:40
壱
燃え上がる炎
「・・・」
死んでいく家来
「・・・め・・・ま・・・」
いや・・・いや!
「姫様っ!!」
「っ!!・・・!」
駆け寄った男の名前を呼んだはずなのにその名前がなんだか自分自身聞こえない
「早々にお逃げください!敵はもうそこまで!!」
「今更。逃げてもいずれは死ぬ。後でも先でも同じじゃ」
「しかし姫様・・・」
「どうせ死ぬなら・・・うぬらと一緒に死にたい」
「姫様・・・・・でしたら、最後に・・・」
「「え?」」
「・・・・?」
武田信乃(タケダ シノ)。中学2年生。
「何だ今の夢・・・」
男。
「あれ?ん?何の夢だっけ?」
「コラ。起きてください」
「お、起きてますよ!あ・・・着いたんですか?」
「はい、着きましたよ。降りてください」
美少年と美少女がバスから降りると町全体を見上げる
「ここが・・・」
「えぇ・・・ここが姫の住む町です」
「・・・」
死んでいく家来
「・・・め・・・ま・・・」
いや・・・いや!
「姫様っ!!」
「っ!!・・・!」
駆け寄った男の名前を呼んだはずなのにその名前がなんだか自分自身聞こえない
「早々にお逃げください!敵はもうそこまで!!」
「今更。逃げてもいずれは死ぬ。後でも先でも同じじゃ」
「しかし姫様・・・」
「どうせ死ぬなら・・・うぬらと一緒に死にたい」
「姫様・・・・・でしたら、最後に・・・」
「「え?」」
「・・・・?」
武田信乃(タケダ シノ)。中学2年生。
「何だ今の夢・・・」
男。
「あれ?ん?何の夢だっけ?」
「コラ。起きてください」
「お、起きてますよ!あ・・・着いたんですか?」
「はい、着きましたよ。降りてください」
美少年と美少女がバスから降りると町全体を見上げる
「ここが・・・」
「えぇ・・・ここが姫の住む町です」
01.14.14:46
第72話
「みんな盛り上がってるかー!」
「盛り上がれませーんっ!」
*20分前*
「え?少人数のとこしか空いてない?」
綾が受付で聞き返す
「えぇ・・・大広間のほうは先ほど埋まりまして・・・あと、5時間以上になると思います」
「そんな~」
「しかも、空いてる部屋というのが・・・」
店員の目線の先は明らかに4人くらいが入る個室。しかもちょうど3部屋。
「人数のほうもぴったりですし・・・」
「・・・どうする?」
バッと音を立ててこちらを振り返る綾
「いんじゃない?」
「別にいいよね?」
またもやユウと二人で解決する綾
「というわけでチャラララッチャラー♪使いまわしくじ引きー♪」
「わーお、綾さん城でのくじ引き。」
どうでもよすぎて棒読みで突っ込むriraive
そこに栞をおんぶした潤が登場。栞は寝てるらしい
「はいっみんな引いたかなー?」
1.めたないと・NYペア、向日葵・七海・塾Tチーム
2.綾・ユウペア、藤波・JONペア
3.ITSUMIN・riraiveペア、潤・栞ペア
「また微妙な組み合わせで・・・」
「JON君今度は歌ってよねっ!」
「はぅー!!梅さんと一緒ですー!!」
NY、綾、ITSUMINが声を上げる
*20分後*
と、いう訳で
「みんな盛り上がってるかー!」
「盛り上がれませーんっ!」
勝手に入ってきた綾にすかさずつっこむriraive
「えーっ何でよー!潤君たちと一緒だから盛り上がってると思ってたのにぃ!」
「盛り上がれるか!潤君は栞さんにかかりっきりだし、ITSUMINはデュエット持ちかけてくるし!」
「りぃ。栞さんが起きちゃうだろ。静かにしろ。」
静かな低音で制され「ごめんなさい」と謝るriraive
カラオケ終了まで、あと3時間40分
「盛り上がれませーんっ!」
*20分前*
「え?少人数のとこしか空いてない?」
綾が受付で聞き返す
「えぇ・・・大広間のほうは先ほど埋まりまして・・・あと、5時間以上になると思います」
「そんな~」
「しかも、空いてる部屋というのが・・・」
店員の目線の先は明らかに4人くらいが入る個室。しかもちょうど3部屋。
「人数のほうもぴったりですし・・・」
「・・・どうする?」
バッと音を立ててこちらを振り返る綾
「いんじゃない?」
「別にいいよね?」
またもやユウと二人で解決する綾
「というわけでチャラララッチャラー♪使いまわしくじ引きー♪」
「わーお、綾さん城でのくじ引き。」
どうでもよすぎて棒読みで突っ込むriraive
そこに栞をおんぶした潤が登場。栞は寝てるらしい
「はいっみんな引いたかなー?」
1.めたないと・NYペア、向日葵・七海・塾Tチーム
2.綾・ユウペア、藤波・JONペア
3.ITSUMIN・riraiveペア、潤・栞ペア
「また微妙な組み合わせで・・・」
「JON君今度は歌ってよねっ!」
「はぅー!!梅さんと一緒ですー!!」
NY、綾、ITSUMINが声を上げる
*20分後*
と、いう訳で
「みんな盛り上がってるかー!」
「盛り上がれませーんっ!」
勝手に入ってきた綾にすかさずつっこむriraive
「えーっ何でよー!潤君たちと一緒だから盛り上がってると思ってたのにぃ!」
「盛り上がれるか!潤君は栞さんにかかりっきりだし、ITSUMINはデュエット持ちかけてくるし!」
「りぃ。栞さんが起きちゃうだろ。静かにしろ。」
静かな低音で制され「ごめんなさい」と謝るriraive
カラオケ終了まで、あと3時間40分
01.13.04:39
第71話
*riraive*
「・・・みんな早くないか?」
外に出ると他のメンバーすでにそろっていた
仲良さそうにしてるユウと綾
びしょぬれな上着をびしょぬれな栞にかけてるびしょぬれな潤
荷物を持つ持たないで言い争いになっている藤波とJON
塾Tと向日葵と七海はなんか話し合ってる
それをみて苦笑いするITSUMIN
上着を一枚はおっためたないとと機嫌よさそうなNY
そして遅刻のriraive
「おっそいわよriraive!7時半!」
「買い物にそんなにかからないと思うけどね?」
「・・・くしゅっ・・・」
「だから風邪ひくっつたのに・・・これ、着てきた服。着替えて。」
「だからっ今はあたっ俺が男だろ?!」
「だからぁ、実質的にはあたしが男じゃんってば」
「やっぱもうこれでいいんじゃない?」
「「異議なし」」
「あはは・・・」
「ねぇ、これ値札ついてるけど」
「えっ?っと・・・一回も着たこと無いのよ」
・・・
(俺が来たことに反応しよう2人以外!!)
「りぃ、おかえり。俺ちょっと栞さん着替えさせてくるからこれ先に持って行ってて」
潤がプレゼントを渡す
「は?どこに?」
「この後、プレゼント交換だろ?ここでするはずねぇじゃん。行き先またカラオケだからさ。」
「うへぇ・・・了解」
若干だるそうに敬礼のポーズをとるriraive。まぁ、そう言うなって
「てか、潤君・・・女子トイレに付き添うの?」
「まぁ、つれてくだけだけど?」
「あ。」
潤が思い出したように声を出す。
「メリークリスマス、りぃ。」
笑った潤はどこか、本当の女の子のような感じがした。
この前の傷を思い出してしまう。それを振り切ってみんなのところへ走っていった
「あ、riraive。次の場所カラオケだからっ」
「聞いた。潤君に」
「そっか。それで潤君の荷物持ってんだねっじゃ、出発!」
綾が元気よく言う
空が黒くなり、雪はさらに白くなっていた
降っては消えていく雪
空を見上げる
(俺にだけ降ってるみたい・・・)
「メリー・・・クリスマス・・・」
また前を向きなおし、みんなに追いつくよう小走りするriraive
『俺にだけ降ってるみたい』
《メリークリスマス・・・》
それはあながち、間違いじゃなかったのかも知れない
「・・・みんな早くないか?」
外に出ると他のメンバーすでにそろっていた
仲良さそうにしてるユウと綾
びしょぬれな上着をびしょぬれな栞にかけてるびしょぬれな潤
荷物を持つ持たないで言い争いになっている藤波とJON
塾Tと向日葵と七海はなんか話し合ってる
それをみて苦笑いするITSUMIN
上着を一枚はおっためたないとと機嫌よさそうなNY
そして遅刻のriraive
「おっそいわよriraive!7時半!」
「買い物にそんなにかからないと思うけどね?」
「・・・くしゅっ・・・」
「だから風邪ひくっつたのに・・・これ、着てきた服。着替えて。」
「だからっ今はあたっ俺が男だろ?!」
「だからぁ、実質的にはあたしが男じゃんってば」
「やっぱもうこれでいいんじゃない?」
「「異議なし」」
「あはは・・・」
「ねぇ、これ値札ついてるけど」
「えっ?っと・・・一回も着たこと無いのよ」
・・・
(俺が来たことに反応しよう2人以外!!)
「りぃ、おかえり。俺ちょっと栞さん着替えさせてくるからこれ先に持って行ってて」
潤がプレゼントを渡す
「は?どこに?」
「この後、プレゼント交換だろ?ここでするはずねぇじゃん。行き先またカラオケだからさ。」
「うへぇ・・・了解」
若干だるそうに敬礼のポーズをとるriraive。まぁ、そう言うなって
「てか、潤君・・・女子トイレに付き添うの?」
「まぁ、つれてくだけだけど?」
「あ。」
潤が思い出したように声を出す。
「メリークリスマス、りぃ。」
笑った潤はどこか、本当の女の子のような感じがした。
この前の傷を思い出してしまう。それを振り切ってみんなのところへ走っていった
「あ、riraive。次の場所カラオケだからっ」
「聞いた。潤君に」
「そっか。それで潤君の荷物持ってんだねっじゃ、出発!」
綾が元気よく言う
空が黒くなり、雪はさらに白くなっていた
降っては消えていく雪
空を見上げる
(俺にだけ降ってるみたい・・・)
「メリー・・・クリスマス・・・」
また前を向きなおし、みんなに追いつくよう小走りするriraive
『俺にだけ降ってるみたい』
《メリークリスマス・・・》
それはあながち、間違いじゃなかったのかも知れない