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11.28.14:31

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  • 11/28/14:31

12.01.02:33

第41話

「やるわよっクリスマスパーティー!」
綾が計画表を目の前に突きつけた

*青色ホープ*

「は?」
「クリスマス・・・」
「パーティー?」
「ですか?」
「んでその紙、何」
「怪しい」
「怪しいわねっ」

ちなみに上からJON、栞、NY、ITSUMIN、めたないと、向日葵、七海である。みんな言わなくても分かるような話し方にしようよ

「怪しくないよっ!楽しいもん!」

綾が言い返す

「ちなみにガチバトルだそうだ。」

潤が付け足すと皆いっせいにあきれたような顔をした

「クリスマスにもなってあほなことやら無くても・・・」

は、めたないとの言い分。その後彼は綾にみぞおちを食らわされることとなる。

「とりあえず決定だから!意義がある奴は!?」
「「「「「「「「ないでーす」」」」」」」
(((あるっつっても拒否されるだろうな)))

めたないと、潤、riraiveの3人はそんな思いをめぐらせていた



ダダダダダダダダダッ

「ん?」

ダダダダダダダダダッ

ガチャ・・・

ダダダダダダダダダッ


「・・・綾?そんなおっきなミシンで何作ってんのかな?」

あ、サディズム発動ですね?ユウさん
声に気づき綾がミシンを止める

ウィイィィィイィイィン・・・・

「あ、ユウ!クリスマスのあんた達が着る女装用ドレス!」
「・・・クリスマスパーティーの女装は綾たちの私服でやろうか。」
「えぇ?!!」
「いいよね?綾?」
「・・・・・・・・・はい」

サディズムユウ様にはさすがの綾さんも勝てないみたいです
綾ががっかりしながらドレスを片付け始める

「綾さん。そのドレスちゃんと最後まで作ったら?」
「え?」
「すごく可愛いから。きっと似合うよ綾さん」

ニコッっとフェミニン笑顔で微笑むと綾は喜んで仕上げに取り掛かった

(本当は僕の家ではうるさいからやらないでほしいけど。ま、綾さん喜んでるし、いっか。)

雪が窓の外を舞っている

(ホワイトクリスマス・・・だっけ?)

「雪、降ると良いね・・・」
「え?なんか言った?」
「ううん。ココア入れてくる。寒いでしょ?」
「ありがとーっ」

コポコポッ

ユウが白い湯気が出るココアを綾の近くに置く

「熱いから、もう一時してから飲んだほうが良いよ」
「そうするーっ」

「ねぇ綾さん」
「なぁに?」
「サンタクロースって・・・信じてる?」
「・・・さぁ?何だっけ?半信半疑?ちょっと信じてる面もあるかな?」
「じゃぁさ、クリスマス。サンタさんに何お願いする?」
「・・・・難しいね。」
「そうだね」
「・・・・何事も無く楽しく過ごせるクリスマス」
「クスッなんか元旦みたい」
「そう?」
「でも、綾さんがそう望むなら、僕もそう望むよ」



皆が顔ですごせますように
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11.30.23:55

第40話

「何かまともなの1・2しかねぇし!漢字入りだした時点でお前適当になっただろ!?」
「え――っ!!絶対おもしろいも―んっ!」

*赤色プラン*

「まず!3の『太鼓』って何だ!必要か?!クリスマスに!和をいれてくんな和を!」

綾がふくれっ面で聞いてる

「次の『変装』って何!」
「それはー、女の子は男の子に、男の子は女の子「却下じゃボケェ!!」

しかも「その後維持」って書いてありますよ!

「次!・・・歌唱力って・・・」
「オケカラ?」

首をかしげながら可愛らしく行ってくる綾にriraiveは殺意さえ芽生えた←

「断言する。無理だ。次!・・・一気飲み?」
「それはやりなげになりましたーっ!認めまーっす!」
「綾さんやりなげじゃなくて『投げやり』。」

潤がユウとのトランプに苦戦しながらも突っ込みを入れる

「・・・・もぅ7と8も投げやりだろ」
「認めるっ☆」

キラッという効果音をつけて綾が決めポーズをする

riraive:撃沈

「僕はいいと思うけどな。上がりっ♪」
「あぁ!負けた!・・・てか俺それもしかして男子チーム?」
「それ以外の何なの潤君」
「え?女子チーム。」

riraiveの問いに平然とした顔で答える潤

「何?!自分だけ女装逃れる気?!いや俺も逃れたいけど!」
「え?いや、おい・・・」
「まっ結局的に潤君男子チームだけどねーっ」
「げっ女装すんの?!」
「ははっその言い方おかしいでしょ?」



今年のクリスマスはしくなりそーっ!

11.30.23:51

第39話

「おい、ヘラ。下界の様子はどうだ?」
「別にどうってこと無いみたいですよ?あ、そういえば・・・」
「どうした?」
「オーディン様の末裔らしきものがいるみたいですね。マルシェの報告なので確かです。」
「オーディンの・・・末裔・・・?」

*瑠璃色ハップン*

「はぁ?!キラッ★女VS男のガチバトル開催inクリスマス??!」
「よく噛まずに言えたなりぃ。俺お前を尊敬するよ」
「潤君・・・こんぐらいいえるでしょ・・・で、何それ」
「じゃじゃーんっ!今年のクリスマスは人数も増えたし豪華に!と思ってさ。男と女のガチバトル的な?」

綾が計画表らしきものを見せてくる

「で、男子チームが5人、女子チームが6人なんだけど、向日葵ちゃんと七海さんは一緒ってことで5VS5の真剣バトルなわけw」
「なんで豪華=ガチバトルなのかは僕もわかんないけどね」

ユウがくすくす笑いながら潤とトランプをしている

「そんで、その中にさ結構いろんな種目はいってんの!楽しいよー!」

朝からテンション高めの綾は”種目”とかかれたところを指差す
てか何さ。種目って・・・

☆種目★
1.ホッケー
2.バスケ
3.太鼓
4.変装(その後維持)
5.歌唱力(現場移動)
6.一気飲み
7.全体的にやりたいこと
8.打ち上げーっ!!

「・・・・・・・・・」

riraive:絶句

「ど?おもしろそうでしょ?!」
「いや、もぅほんと・・・何から君に伝えようか・・・」

riraiveがにっこり笑いながら綾の肩に手を置く



まず、おバカだろ?

11.30.21:03

第38話

「はぁ・・・はぁ・・・」

ナイフを持った右手が震える

*チョコレート色パズル*

(やっぱり私に・・・殺しなんて無理なのかしら・・・?)

ナイフを閉じてポケットに入れ頭を振る

(それだけ・・・気持ちが弱かったのかも・・・それだったらあたしの帰る場所って・・・っ)

最初から、無かったのかしら


「あら、貴女・・・久しぶりね。生まれ変れたのね」
「!!」

後ろから急に声をかけられびっくりする

そこにはツインテールの女の子がウサギのぬいぐるみを抱いて立っていた

「誰・・・?」
「記憶がないのは・・珍しいわね。まぁ、無かったことではないけど・・・そうね、じきにもう一度会うことになるでしょうけど」
「誰なの?」
「・・・貴女に名前をあげる・・・」
「は?」



「アストレイア」



ドクンッ


「え?」
「アストレイア。貴女のもう一つの名前よ」




ドクンッ
「何を・・・」

「向日葵。それくらいにしなさい、このこは何も覚えてないのよ?」
「・・・そうね。ごめんねお姉ちゃん。僕もおいたがすぎちゃった。」

にこっと可愛らしく少女が笑う



「またね」


ドクンッ


「・・・」



ドクンッ



”アストレイア”



ドクンッ



「何・・・これ・・・」


カチリ・・・



パズルのピースがつはまった

11.27.15:41

第37話

「あのさ・・・心配してくれるのはありがたいんだけど・・・」

「仕事場までついてくるの止めてよっ!」

*青色シャープイヤーズ*

「そんな事・・・言ったって・・・」
「心配だしさぁ。」
「死ぬって恐いんだよ・・・?」
「僕達が第1世界に入ったらいけないって法律はないし」
「ま、一緒にいるくらいいんじゃねぇの?」
「NYさんには指一本触れさせないから!!」
「命に代えても守ります!」
「ダメ。貴女まだ生きるべきだもの」
「向日葵がこういうなら守らないことも無くてよっ?」

全員から一言ひとこといただく

「だめだ・・・コイツ等・・・」
「まぁまぁ、みんなNYが大切なだけじゃん」
「だからって仕事場まで・・・」

できれば見てほしくないのに・・・とつぶやくNYをriraiveは不思議に見る。

「・・・そんな見られたくないの?」
「当たり前だよ。あんな・・・仕事・・・」
「?じゃぁ何で止めないのさ。」
「止める・・・ね。それができないの。だからやってんじゃん」

よく分からないがやらないといけない事らしい。

「・・・・よし
「え?」

riraiveが聞き返そうとすると既にNYは居なかった

「NY?!」
「ごめん皆!!あたしやっぱり皆に見られたくないから!!」
「ちょっ!」

((((((((((速っ)))))))))

効果音で言ったら「びゅーんっ」とか「ズキューンッ」だ←

「あんな、足速かったんだ」
「しかもブーツはいてるのにあの速さって・・・」

「てか、一人にして大丈夫なの?」
「「「「「「ああっ!!」」」」」



(皆には悪いけど・・・人殺してるなんて死んでもばれたくないし)

あの子達だけには・・・



リンッ・・・・

「え?」

ピタ・・・・

鈴がなったかと思うと何かが首筋に当たった。感触と冷たさはナイフに似ていた

「・・・どちら様で?」
「あんたに・・・家族を殺された・・・」
「・・・・それだったら恨まれても仕方ないか」
「いいえ。貴女がやったことは正しいわ。あの人は沢山の人を見殺しにしてきたもの。でも・・・」

ぽたっと言う音が聞こえる。涙の音だろう

「でも・・・あたしにとっては一人だけの家族だったのっ!!」
「・・・・」
「母親も居なくなって!あの人から暴力を受けたことも数え切れないほどあった!!でもあの人は・・・あたしの一人だけのお父さんだったから・・・!だからあんたが!!」
「憎い・・・?」
「・・・・そうよ」
「殺したい・・・?」
「・・・そう」
「貴女が・・・?」
「・・・」
「貴女があたしを殺すの?そして貴女はどうするの?一生逃げて暮らすの?この最新技術の塊の第1世界で?・・・・いや、第2世界のモノを殺したんなら罪にはならないかもね・・・でも」

「あたしだって生きたい。・・・・自分勝手だけど。そんな事許されないかも。いえ、許されないでしょうね。でもあたしだって、帰りたい場所はあるのっ待ってる子達が居るのっ・・・・」






「・・・・まれ・・・」
「・・・え?」
「黙れよ・・・っ!」
「・・・」
「それでもあんたは父を殺した!!あたしは辛い思いをしたっ!あたしの帰る場所をとっといて!何が「帰りたい場所があるの」よ!!じゃぁあたしの帰る場所を返してよ!ねぇ!できないんでしょ!?いい人ぶるなよっ!結局あんたは人殺しじゃないっ!!」
「!・・・・」

「やめたいよ・・・あたしだって・・・」
「?」
「人殺して・・・それが罪に問われるはずのものなのに・・・なんであたしはあんな綺麗な子達と一緒に居られるの?それは幸福なの?不幸なの?この手で、人を殺してその手であの子達と触れ合って。あたしはどっち側に居るべきなのかしら?綺麗な方?汚い方?・・・いっそ貴女に殺されたほうがいいのかも知れない」


リンッ・・・

「え?」
「・・・じゃぁ望みどおり・・・消してあげる」

リンッ・・・

「殺してやるっ!!」

少女がナイフを振り上げる、NYが目をつぶると同時に前へ押し出された

ザクッ

「!?」
「なっ!」
「大丈夫?NYさん」

「ユウ・・・・・!?」

「やっと見つけたら・・・ナイフ突きつけられてるし・・・僕が地獄耳でよかったね・・・?」
「ちょ、何でかばったのよ!!」
「何で?決まってるじゃん」


「仲間だから」


「仲・・・・間・・・・?」
「どっち側に居るべき・・・なんて考えなくて良いよ。君は君でしょ?君らしく居ることが答えじゃないの?」
「答え?」
「ま、それは僕にも分からないけど」

ユウがすくっと立ち上がる。と、腕に刺さってたナイフを抜き取り少女に差し出す

「このナイフ・・・もう使わないほうが良いよ。仮にも人を刺したんだからね」
「あ・・・」
「帰りなさい。いつでも第2世界においで」

少女は急いで逃げるように立ち去った

「でも、不思議だねその鈴。耳に残るし・・・タイミングいいし」
「向日葵ちゃんが出してくれたのだからじゃない?」
「そうかな?僕は・・・」

(そのリボンが鈴を鳴らしてるように思えるんだけど)

「ま、いいや。皆のとこに帰ろ。仕事、休んだって良いでしょ?」
「あ、あたしの仕事もしかして分かっちゃった?」
「クスッ・・・元から知ってたよ。火薬のにおいするし。仕事で銃使うのは・・・限られてくるしね」
「え?!み、みんなも!!?」
「それは、無いんじゃないかなぁ?栞さんならありえるかもしれないけど、あとJON。うち抜けている子が多いから」

大丈夫だよ、とユウが微笑むとNYもほっとしたように笑う

「初めてかもね。」
「え?」
「僕に向かって笑いかけてくれたの。」

ユウが子供のように嬉しそうに笑う

「初めてだわ。」
「え?」
「あんたに心許そうって思ったの」

今度はNYが照れくさそうに笑った

「ありがとう」
「あ!でも今の一瞬だけだからね!!」
「えぇ?ひどいなぁ。」
「やっぱ、あんた恐いもん」
「そう?」
「そう!」



でも、それでも、しい。