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中間世界

黒歴史小説倉庫ですよー
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11.28.16:41

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  • 11/28/16:41

11.25.19:57

第36話

「・・・死っ」
「残念ね・・・」

*白&黒色アイテム*

「ちょっと待って!ど、どういうことよっ」
「どぅ・・・ってそのままの意味。貴女は死ぬわ」

向日葵は潤に出された緑茶を飲みながら言う

「それは、もしかして仕事で・・・?」
「んー・・・そうかしら?私死相は見ることができるけど未来は分からないの」

「綾・・・」
「・・・・残念だけど、確かにそれらしい場面は出てくるわ・・・っ」

ユウが隣にいた綾に確認を取る。悔しい顔をしながら綾が答える

「NY・・・心当たりが・・・?」
「う・・・ん。まぁ、私の仕事は恨みを売り続けてるみたいなもんだしね・・・」
「そんなぁっ」

ITSUMINが既に涙ぐみながらNYに抱きつく。そのITSUMINの頭を撫でながらNYが向日葵のほうをむく

「向日葵ちゃん。それ、どうにかなんない?」
「なるわ。僕の占いで、ね?」

『え?』

皆の声が重なり向日葵を見る。向日葵は少し笑いながら何かバッグの中をゴソゴソしだす

「これで見せてもらうわね」

コツン・・・と音を立てて透き通って綺麗な水晶を取り出す

「わぁっ★」

綾が綺麗な水晶をみて歓声をあげる。綺麗なもの、可愛いものがそんなに好きか

「ちょっと待ってて?」

小首をかしげ皆を制してから水晶に手をかざす。
すると水晶が柔らかい光を発し始めた

「NY、汝の運命を曲げるもの。水晶が導きし聖なるもの。ここに姿を現せ・・・」

向日葵がつぶやき終わるとポンッと音を立てて何かが出てきた

「・・・うん、鈴ね」
「あのさ・・・それってラッキーアイテムみたいなものっすか?」
「平たく言えばそのようなものね。」

無言のまま渡された鈴を見つめるNY

「・・・信用できないわ」
「でしょうね。僕もラッキーアイテム出したの初めてだもん」
「・・・・」

とりあえず、とriraiveが立ち上がる

「一応それ身につけといたほうが良いんじゃない?」
「そうね・・・」
「あ、コレ。あげるよ」

riraiveがポケットから取り出したのは鮮やかな橙色のリボンだった

「・・・riraive。お前こんな趣味が・・・」
「ちがっ!!それ第3世界のとき妹に持たされてたまま持ってきちゃったのだよ!いらないなら返せよ!!」
「いいよ別に。アリガト。」

にこっとNYが微笑むとriraiveはやるせない感じになり潤の後ろに隠れた

「少女マンガかっ。」
「イタッ!」

潤がチョップを食らわすとriraiveは頭を抱え込んだ

「・・・こんなもんでよろしいのかな?向日葵ちゃん」

NYが橙色のリボンで鈴を首につけると向日葵は少し美笑(not 漢字間違い)して頷いた。

「きっとそれが貴女を助けてくれるわ。riraive様のリボンもついて・・・」

途中まで言うと向日葵は、はっと口を手で覆い笑って「何でもないわ」と言った

「?そぅ、ま、あんま信じてはいないんだけど第1世界の占い師さんが言うことだもんね」
「あら?それは光栄だわ。この娘を育てたのはあたしみたいなものだから」

七海がオーッホッホと笑うと皆固まる

「人形が?」
「ハイそこお黙り。」

つぶやくriraiveを七海はすかさず睨んだ

「コレで貴女の安全は保障されたと思うわ」
「思うって・・・」
「あら、だって・・・」



には案外、逆らえないものよ?
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11.25.19:56

第35話

「向日葵ちゃん」
「・・・ユウ」

*黒色フォーチュンテーリング*

「その後、riraive達には会った?」
「会ってないわ。もともと僕は昼には適してない体なの」
「そうなんだ。じゃぁ・・・今から会いにいこっか?」
「そうして頂くとありがたいわねっ」
「七海、うんよろしく」
「じゃぁ、おいで」

ユウは向日葵の横に立ち、歩き始めた

「ここの住民は悪い人ばかりだと聞かされてたわ」
「まぁ、第1世界ではそうなってるからね」
「でも案外いい人達で良かった。おしるこおいしかったし」
「うん。綾さんそれ聞いたら喜ぶよ」


「どうして、第2世界は悪者扱いされるの?」

ふいに向日葵が立ち止まり疑問をぶつける

「・・・んー」

ユウは少し考え込んで向日葵に笑顔を向ける

「ここが第2世界だからかな?」
「・・・答えになってないわ」
「そうかもしれないね。あ、ついたよ」

そういうと目の前の家の扉が開き男の子が出てきた

「・・・あ、ユウさん」
「潤さん、こんにちは」

「?誰その子」

潤がかわいらしいフリフリの服を着たツインテールの女の子を見る

「僕は、向日葵。この子は七海。よろしく」
「あぁ、よろしく。新しい住人か」
「その人形しゃべるよ」
「は?」
「何?その態度は!まぁ慣れてますけど?」
「あ、ホントに喋った。よろしくお願いします」
「まぁ、意外と普通に礼儀はあるのね。よろしく」

七海が礼をすると、かがんでいた潤は立ち上がり家の扉を開ける

「まだこの子達りぃとかには会ってないんだろ?中にいるから入って良いよ」
「お邪魔します」

今の扉を開けるとコタツでJONとriraiveがゲーム対戦をしてた

「りぃ、JONさん。お客さんだ」
「え?」

riraiveが振り返る前にJONはコタツから脱出し向日葵の前に膝まづいてた←!!

「なんて可愛らしい!!お名前は?」
「・・・向日葵・・・」

ドン引きしてる向日葵はユウの後ろに隠れる

「JON、あんまりこの子が怯えるような事しないでくれる?」
「は?ユウには関係ないと思いますが?」

ユウとJONが何か言い争ってるが気にしないでriraiveがかがんで向日葵と目線を合わせる

「えと、俺riraiveって言います。よろしく」
「僕は向日葵、占い師だよ。このこ七海」
「ウサギの人形?」
「人形といってもあたしは話すことや動くことができますけどねっ」
「はぁ・・・やっぱりここにはまともな人は来ないのかぁ」

riraiveが遠い目で空を見つめる

「JONさん、いい加減にして。向日葵さん、栞さんとかには会ってないだろ?紹介するよ」

そういうと潤は電話を取り出し、どこかへかけた




「梅さん!可愛い子が来たってホントですかー?!」
「着せ替えとか・・・楽しそう・・・」
「占い師だって?じゃぁあたしの仕事運見てもらおっかなー」
「またこの家に集まっちゃったな」
「向日葵ちゃんっ今日は大福作ってきたよーっ」

「・・・綾さんまで呼んだ覚えは無いんだけどな」
「えーっ!だってみんなここに集まってんのに一人だけ留守番はむごいよ潤君っ」

そういいながら綾が潤にエルボーを食らわせる

「可愛いですーっ」
「貴女・・・巫女さんの服・・・着てみたくない・・・?」
「あたしの仕事運どおー?」
「ユウー、なんで俺には知らせてくんなかったのさーっ」
「だってめんどくさかったし」
「ここにおいとくねぇ、大福っ」
「おい、めたないと。てめぇ向日葵ちゃんに手ぇ出すんじゃねぇぞ」
「JONじゃないんだから、無いってそれは」

潤が倒れているのを無視しみんなが賑やかになる。ただしその後riraiveも倒れることになるが。

「いって・・・・おい、皆。ここ一応は俺の家なんだから少しは静かにしろよ」

潤が注意すると可愛らしい声が回りを黙らすことになる

「あら?貴女・・・」

可愛らしい声の持ち主の向日葵がNYを見ながらつぶやく

「へ?あたし?」

「貴女もうすぐ死ぬわよ」



「・・・は?」



運な人ね・・・

11.25.19:56

第34話

「くっそ、ここの部分がうまくいかねぇ・・・」
「相も変わらず・・・独り言が多いわね」

*橙色トラスト*

「NY!!」
「あんたに会いに来たんじゃないの。修理に出してた銃。」
「あ、はいはい・・・」

こわい・・・油断というか仲間意識というかそういうのがまったく感じられない

「ほい。これからはあんま乱暴に扱うなよ」
「言われなくても。お前に会いたくないし」
「はい・・・」

バタンッ!

「嫌われてんなぁ、俺・・・」
「ホントだね」
「・・・いきなり出るなよ」
「まぁ僕も嫌われてるんだよね。何がいけないんだろう?」
「その自意識過剰なとこじゃない?」
「沈め。沼に。」

ユウの一言にめたないとは深く頭を下げた



「あれ?NYさん?」
「riraive。さんはいらない。何?」
「いや見かけたから、そんな物騒なものもってどこに行くのさ?」

riraiveがNYの手に握られた銃を見て言う

「別に、めたないとに修理に出してて。取りに行った帰りよ」
「めたないと?あいつ修理なんかできんだ?」
「電気の感じの奴とか持っていくと修理してくれるわ。ユウは薬とか薬品担当だけどめたないとは機械担当だから」
「そうなんだ。・・・なんか怒ってる?」
「・・・ばれた?・・・苦手っていうか嫌いなのよ。あの二人」
「・・・2人?」
「ユウとめたないと。なんかみんなと違う雰囲気で」
「そぅ?」
「あんたには分からないかもね。誰でも信じそうだから」
「そんな事ないよ」
「どうかなぁ?」

笑ったNYはいつものような大人っぽいイメージとは違う幼い感じがした

「ま、あたしは仕事柄根っから疑うからね。」
「仕事?」
「、あんたは・・・知らなくていいの。」

さっきとは違う大人っぽいような笑みにriraiveは少し戸惑ってから

「ケチ」
「黙れチビ」




あんたならじられる気がする

11.25.19:55

第33話

「あ・・・」
冬が来ました



「雪だぁ・・・最近寒かったからなぁ・・・」

はいた息は白く、上へあがっていって消えていく

「ITSUMIN?」
「あ、綾さん」
「大丈夫ー?そんな薄着で、風邪引いちゃうよー?」
「あ、大丈夫です。綾さんは・・・?」
「第1世界に書類出しにーっミシェルのことで」

綾が笑顔で答える。

「・・・冬だねぇ」
「そうですね・・・確か私が来たのも冬でしたよね・・・」
「あっ!今からうちに来ない?おしるこ出したげるよっ」
「本当ですか?行きますーっ」

ITSUMINが歩こうとすると何かに引っ張られ転びそうになった

「え?」
「第2世界の人?」

振り向くと、真っ黒なドレスのような格好をしたツインテールのウサギの人形を持った小さな女の子がいた

「あの、どこから来たのかな?」
「第1世界から。いきなりこっちへ来た。まさかと思ったけど、ここ第2世界?」
「そうよ・・・。あの、あなた」
「僕は向日葵。この子は七海」

と、向日葵はウサギの人形を見せる

「第1世界で占い師をやっていた。どういった理由でここに送られたかは・・・わからない」
「向日葵ちゃんねっ。とりあえず私の家においで。ここじゃ寒いでしょ?」
「・・・」

無言でうなずく向日葵

「七海も・・・」
「え?」
「向日葵のことは呼んで、あたしのことは呼ばないのかしら?」
「・・・は?」

向日葵が持っていた人形が動き、しゃべりだす

「え??」
「あら?第2世界の人間はこういうのには慣れていると思ってたのだけど、違ってたみたいね」
「ウサギがしゃべった・・・」
「改めて、自己紹介するわ。あたしは七海。この子のパートナーよ」

といい、向日葵を指す

「・・・とりあえず、うちで聞きましょう」

綾がため息をつきながら言った






ガラッ
「あ、お帰り、綾さん。ITSUMINも。・・・とその娘は?」

帰ってくるとユウが待っていた

「第1世界から来た向日葵ちゃん。なんでも職業は占い師。あと、このウサギさんは七海さんっていうの」
「よろしくお願いします」
「よろしくね」
「・・・うん、大体つかめたよ。僕はユウって言うんだ。よろしくね」

にっこりとユウが挨拶する

「占い師だって?」
「うん。でもそれは副業で、本業は操り師。人形を操るの。まぁ、七海はこの子の本心で動いてるんだけど」
「そう、七海さんはなんで動けるの?」
「さぁ?生まれたときからこれだもの。確か人形仲間にどこかのえらい人があたしに魂を入れたって聞いたことがあるけど」

と、七海が答える

「また、新しい住民が増えたねぇ。これで何人だっけ?」
「確か・・・10人?」
「七海さんも入れたら11人です」

「あっ!おしるこ!作んなきゃ!待っててねITSUMINっユウもいる?」
「もらうよ」
「向日葵ちゃんと七海さんは?」
「いただきます」
「あたしは人形だから食べれないのよ。ごめんなさいね」
「いいえーっじゃぁ、3人分ね」

そういうと綾はいそいそと台所へ入っていった

「あ、私も手伝いますーっ」

とITSUMINも台所へ入っていく




「操り師ね・・・もしかして人間も操れたりするのかな」
「・・・操ったことはない。でも、やってみる価値はある」


「・・・気が合いそうだね」
「僕も今、それ思ったわ」



二人は気味な笑顔で良くなったという・・・

11.25.19:55

第32話

「さぁ、パーティーを始めよう」
手の炎が赤色に変わった

*桃色グロウ*

そして、マルシェは倒され、riraiveの手の炎が銭湯に燃え移った・・・・

とは露知らずそれから3日が経った

「――――――ちょっと・・・」
「ふぇ?」

綾がイチゴ大福をほおばりながら振り返る

「何なの!私たちのこの扱い!!」

ミシェルが叫ぶ。マルシェとミシェルは柱にロープでくくりつけられている

「何なの・・・って君、自分が何したか分かってないのかな?」

ユウがミシェルの顎をつかみにっこりと笑いかける。後ろに黒いオーラが出てるよーっ

「なっ・・・」
「分かってないんですか?!あなた達は私たちを殺そうとし・・・し、しかも!梅さんがっ!!」

ITSUMINが涙ぐむのをNYがなだめる

「ま、そんな奴等を安心して野放しにできないってわけよ。理解しなさい」

ギャーギャー騒ぐミシェルをスルーし、元の体勢の輪に戻る。

「潤、目覚まさねぇな」

めたないとが呟く

カララッ・・・
扉が開く。そこには潤が立っていた

「梅さんっ!!」

ITSUMINが駆け寄った

「潤・・・もう大丈夫・・・?」
「大丈夫だよ。傷もすぐ治るだろうし。」
「ホントは結構ひどかったんだけどね、俺の医学と潤さんの脅威の回復力に感謝だね」

JONが後ろから出てくる

「潤君後ろ髪なくなっちゃったねー」
「ん?あぁ、別にいいよ邪魔だったし」

綾の問いに潤は気にすることなく答える

「あの、梅さんこれ・・・」

ITSUMINが50cmはある大きな花を取り出す

「え?いや、いまどっから・・?」
「?懐からですけど・・・」
「絵柄的に無理あるんですけど!!」
「まぁ聞いてください。この花は傷の直りをよくするもので。首の傷ももっと早く治るはずです」
「ありがと。別にいいのにさ。」
「そんなこと言って傷が残っちゃったらどうするんですかぁー!!」
「はいはい。分かったよ。」

笑いながら花を受け取り、床に置くと、家の中心の柱を見た

「・・・てか何そいつら。俺の家の柱に・・・。」
「君を死まで追い詰めた奴とその仲間一名w」

JONがにっこりと笑いながら話してきた。死までって、そんなにっこり・・・

「その程度の記憶か・・・首の傷はどうだ?」
「あぁ、別にどうってこと無ぇよ。心配は無用だ。」

マルシェの言葉に潤が普通に答える。それが3日前命かけて戦ってた奴らの交わす言葉かよ。

「ところでITSUMIN。この花どうやって使うんだ?」
「え?あぁ、この花をもぎ取って、すりつぶしてから塗り薬として使うんですよ。昔で言うヨモギみたいなとこですね」

ITSUMINがすりつぶしているとありがとうと潤が言う



大切な先のためですからっ