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中間世界

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11.28.12:37

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  • 11/28/12:37

12.08.21:18

第46話

カタン・・・

「あ、僕らのほうからだね」

円盤を取り出しながらユウが構える

「行くよー」
「「はーい」」

(綾さんの右脇下がら空き。32度。力は強めのほうがいいかな)

カーンッカーンッガチャンッ

ユウがテニスのような振り方で円盤を打つと綾の右脇下を通り、ゴールに入った

「なっ!」
「ゴールに入れるの早いですよーっ」
「僕の観察力甘く見ないでよね」
「つかコレ俺の出番なくね?」

「七海。僕まだ眠いんだけど」
「あんたはホント夜行性よね!」

ちなみにそのバトルをちゃんと見てるのは半数ぐらいしかいない

「今度あたし達からーっ」
「行きますよー?」
「はーい」
「うーす」

「はっ!」

カーーンッ!!

ITSUMINが表情を変え、円盤を打つ。・・・ものすごい力で

「うぇっ!?」
「・・・とってね、めたないと」
「ちょ、無理!」

短い瞬間の中で2人はそう話したらしい

カーンッ

何とかめたないとが打ち返す

「はぁ?!今の取れるの?!」
「はぁー・・・俺の洞察力甘く見んなよ・・・」

「はっ!」

ガチャンッ

「なっ!?」
「めたないとがくだんないこと言ってるから。」
「はぁ?!俺のせいかよ?!」
「やりましたー」
「やったITSUMIN-っ!」

二人が抱き合っているとNYがとんとん、と綾の肩を叩いた

「綾さん、あたしと代わってもらえる?」
「へ?」
「あいつに本物の洞察力が何か・・・叩き込んでやる」
「NY、すごい殺気出てる。殺気出てるよーっ?!」
「と言うことでCHANGE。」
「よろしくお願いしますNYさんー」

交代・綾⇔NY

「七海。コレいつになったら終わるの?」
「まだ始まったばかりよ!」

・・・半数の人間は見ていない。
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12.08.09:34

第45話

「?」
(あの二人どうしたんだ?)

riraiveが不思議そうに見ていた

「綾さん。向こうのほうに店の集まりがあるから。行こうか?」
「うんっ!さ、1番目行くわよーっ!」

1.ホッケー

「つってもゲームセンターにあるエアホッケーでいいんだよな?」

そういってゲームセンターまで歩いて向かう第2世界御一行
そして到着(早)

「じゃぁ作戦会議1分!交代制で2人ずつね!」

*女子チーム*
「あたし行きたーいっ」
「あ、私もですーっ」

綾とITSUMINが挙手する

「じゃぁその二人で行って。あとは適当に入ろうか」

いつの間にかNYが仕切っていた

*男子チーム*
「誰でもいいような気がするんですが」
「同じく」

潤とriraiveがつまらなそうに言う。JONはナンパ行った

「じゃぁ、はじめに僕とめたないと行くよ」
「えーっ!」
「文句あるの?」
「・・・ないです」

*バトル開始*
「そっちはユウとめたないとなのね!」
「よろしくお願いします」

「よろしく綾さんITSUMIN。」
「あぁもうこうなったら負けねぇから」

「レディー・・・」

いつの間にか帰ってきたJONが100円玉を入れるタイミングを計る

「ファイトッ」

カチャンッ・・・

「「だっせー始め方。」」

riraiveと潤が口を揃えていった

12.05.21:36

第44話

「ついにこの日が来たわねっ」
「俺は来てほしくなかったけど」



その後彼はみぞおちを殴られることになる

「皆準備はできてるかしらっ?」
「カツラOKー」
「洋服OKですー」
「化粧品OK・・・」
「靴共準備OKよ」
「「女装の用意しかしてないだろっ!!」」

すかさず潤とriraiveが突っ込む。めたないとはもう諦めて暗くなってる

「楽しそうじゃない?普段なれない自分になれるんだよ?」

ユウの言い分はこう

「もてる男は女になっても美しくないとな!」

はJONの言い分。この二人は女装に賛成している
ところで、とriraiveが思い出した風に言う

「その・・・ガチバトルって第2世界で静かに行われるわけじゃ・・・」
「無いわよっ!もちろん!今回はね・・・聞いてびっくり!第3世界に行くのよ!!」
「・・・?いけるの?」

潤が話しに入ってきた

「僕がこの日のために時計台をちょっといじくったんだけどね。すぐ行けるようになったよ」
「君の科学力にはほとほと感心するよっ!」

riraiveがオーバーリアクションをする

「さすが・・・」
「第3世界かぁ・・・向こうの住民ってこっちに来た奴のこと覚えてないんだよな」

栞とJONも入ってくる

「あ、あのぅ・・・」
「ん?」

藤波が遠慮がち入ってきた

「私も一緒に行っていいんですか?」
「当たり前じゃん!何言ってんの?もう第2世界の人間なんだからさ!」
「あ、ありがとうございます」
「あと敬語止めようね?」
「はい。あ・・・うん」

藤波が慌てて訂正する

「というわけで出発ー!!」
『おーっ!!』
(((もう止めても無理か・・・)))



ブオオオォォォンッ

「・・・これいつ乗っても慣れねぇ」
「りぃ、吐くなよ公共の場で。」
「吐くか!!」

JONとめたないとが扉を開く

「おぉっ!やっぱ活気があるなぁ!」
「!ユウさん、ここ!」

潤が驚いてユウのほうを振り返る

「設定は潤さんと栞さんの町。だよ?」
「変わって・・・ない・・・」

栞が町を見ながら言う

「寒いですねー」
「雪ふりそうだな」

めたないととITSUMINが和んでる。このあと女装だよー?

「栞さん・・・。」
「大丈夫・・・JONが言ったとおり・・・なら・・・みんな覚えて無い・・・でしょ・・・?」
「・・・そうだな。」

そういって潤は栞の手を強く握った

12.02.18:18

第43話

「あのときの・・・・」
「・・・・あ・・・・・」

*チョコレート色ウォント*

「・・・・ここにいちゃ寒いよ。中に入ろう?」
「・・・え・・・・・?」
「ホラ、昨日の雪が積もってるから。それに顔が赤いし、風邪引いてる・・・でしょ?」
「あ・・・・はい・・・」
「だったらなおさら。入って?」
「・・・・すみません」

NYが扉を開けて中へ入るよう促す
藤波は素直に入っていく

(顔が赤いだけでよく・・・)

NYが後ろにいる間に涙をすばやくぬぐう

(もしかして、鼻水でも出てたかな・・・?)

家の中は結構可愛らしい「女の子の部屋」って感じだった

(狙撃手・・・にしては、可愛い部屋)
「きついならあたしのベッド貸すけど?」
「・・・・大丈夫・・・です」

そういうとNYは食卓に藤波を座らせ
ホットミルクを出す

「ごめんね、そのくらいしか出すのが無くて」
「いえ・・・すみません・・・・」

藤波がホットミルクを一口飲むとNYが前に座る

「・・・・・あのさ・・・・あー・・・まだ恨んでるかな・・・?」
「・・・いいえ・・・あのあと冷静になって考えてみたら・・・ほんとあたしのした事ってバカだったんだと思いました・・・あの人・・・」
「ユウ?」
「その人が止めてくれて・・・怪我させといてなんですけど・・・ホントに良かったと思ってます・・・すみませんでした」
「いや・・・あのおかげであたし、できるだけ、その・・・人を・・・殺すのは・・・・仕事外にしようと思ってさ・・・あたしに仕事頼む奴等はさ、その、相手に対して生きてる価値がないっていうのをあたしに教えてくるわけ・・・こんな事いってあれだけどさ」
「いいえ」

すぐに自分の父親に対して謝ったということが分かり否定する

「確かにあの人は、人としてやってはいけないことをやってきましたから」

藤波がうつむくとNYも悲しそうに言う

「・・・あたしもそれ教えられてね。・・・だからって言い訳にはなんないか。実際あんたは苦しんだもんね、何の関係も無いのにあたしのせいで」
「いいえ!こちらこそすみませんでした・・・あの人はいずれああなる人だったんです」

そういうとNYは「ごめん」とつぶやいた

「・・・名前は?」
「藤波です」
「そう、年は?」
「15です」
「あたし達と一緒。すぐ仲良くなれるね。皆に会いに行こうか。第2世界の住人として」
「・・・・え?」

藤波の動きが止まる

「あたし・・・ここにいてもいいんですか?」
「もちろんだよ・・・嫌じゃないなら」
「はいっ!」

藤波に初めて本当の笑顔が見えた




「ゼウス様・・・」
『セイレーン?どうした。何か下界でいいことでもあった?新しく生まれてから初めてだろう』
「まぁね。こっちのほうで記憶をなくした女神を一人見つけましたのよ」
『その声はモイラ!?生まれ変わってもまたお前等出会ったんだな!で?女神?』
「えぇ、アストレイア・・・希望の女神」
「何かと下界での記憶がすさまじくて。たぶんそのせいで自分が女神と言うことを忘れてるんだと思いますわ。でも、思い出したらきっといい味方になってくれると」
『そうか。無理させないように。思い出したらよろしくと言っといてくれ。・・・今のお前等の名前は・・・?』
「向日葵」
「七海りお・・・って言っても入ってるウサギの人形の名前自体は七海ですけど」
『ぷーっ!モイラまた人形に入れられたの?!お前の力は強大だからね。イリスも不安なんだろ』
「自分の力ぐらい制御できましてよ?イリスにはホント失礼するわ。まぁ、出れるから良いですけど」
『はは、そうか・・・じゃ、またな』
「「はい」」

「ここに皆いるよ」
「は、はい・・・」
「ははっそんなに固くなんないで、潤ーっ」
「・・・はー・・・い?誰その子?もしかして、また来たの?」
「みたいよ。なんか今年新しい住民ラッシュね」
「何それ。どうぞ?」
「あ、はい・・・」

潤と呼ばれたショートカットの男の子についていく

「みんなぁ、また来たらしいよ、新しい子」
「え?」
「へ?」
「ほぇ?」
「・・・」
「まじ?」
「おぉっ」

えーと、上から・・・だりぃな・・・
riraive、綾、ITSUMIN、栞、めたないと、JONである

「またもや可愛らしいっ」
「ストップJON君。いきなり恐怖心与えたら駄目でしょ」
「ここに来たってことはこの人も普通の人じゃ・・・」
「可愛い・・・」
「最近結構来るなー、何?住民ラッシュ?」
「わぁっよろしくお願いします!」

順番通りしゃべってよ・・・上から・・・
JON、綾、riraive、栞、めたないと、ITSUMINである。もぅいらなくね?コレ

「めたないと、それさっきNYも言ってた。え、と名前は?」
「あ、藤波・・・です」
「だそうです。」
「潤君しきんなー!」
「下がれーっ」
「綾さんはいいが、めたないとはむかつく。」
「ひどっ」

めたないとがのけぞると、台所につながる扉が開いた

「あ・・・」
「あれ?もぅ来たんだ?NYさんが連れてきたの?」
「そ。」
「僕ユウ。きみは?」
「あ、藤波です。その節は・・・すみませんでした・・・!」
「ううん。もぅほとんど治ったから」

にっこりとユウが微笑む

「知り合いか?!知り合いなのか?!」
「JON、男の嫉妬は見苦し・・・」

riraiveが最後まで言い終わらない間にJONはriraiveに肘鉄を食らわせた


カラカラ・・・

「あ、向日葵さん帰ってきたかな?」

「あら、貴女・・・」
「あ!あの時の!」
「どうかしら?少しは思い出した?」
「・・・何も」

向日葵が「焦らなくていいよ」と言う

「知り合い?!知り合いなの?!」
「何故ちょっとうれしそうなんだ、JONさん」
「いや、なんとなくリンクしてるって、楽しいじゃん」

(何故潤君には肘鉄を食らわせない!?)

そのときriraiveはそう思ったと言う


ずっとあたしが欲しかったもの
幸せな日々。穏やかな居場所



の仲間

12.02.17:24

第42話

「何なの・・・アストレイアって・・・」
熱っぽい頭でそう繰り返す

*チョコレート色テレポート*

「藤波・・・今日は早退しろ。家でゆっくり休んだほうがいい。風邪だろうから、すぐ治る」
「・・・はい・・・・」

どうでもいいように言う先生の言うことを聞き学校を出て家へと向かう

寒いけど迎えに来てくれる人はいない。
だってあたしは一人ぼっちだから

お父さんの死から
お父さんがやってきた事が全国に知れ渡り
あたしの周りに味方はいなくなった

皆の親はあたしを見てこう言う

「あの子に近づいたら駄目よ。犯罪者の子だから」

・・・全部お父さんのせい
でもやっぱり憎めないから
私の怒りは、苦しみはあの人のほうへ向いちゃったんだ

NYさん・・・
ごめんなさい
第2世界にいるあなたに謝りたい。

そしてもう一人
ナイフを刺してしまった男の子
もう一度会えたら
心のそこから謝罪しよう

「ケホッ・・・」

小さなせきが小さく響く

(世界に一人ぼっちみたい)

熱っぽい頭でぼんやり思う
鼻が痛い。頭も痛い。体が重い。だるい。

家の扉を開け中に入る
ベッドに倒れこみ
天井を見つめる


『いつでも第2世界においで』


消えたい

第1世界から
あの集団の中から


行きたい
第2世界へ
あの人たちがいる世界へ


「こんな世界・・・要らないのに・・・」

視界が涙でぼやけたとき目の前に暗闇が広がった
「?!」
だるいと言うことを忘れ、起き上がる
表面張力を保っていた涙が頬を伝う

涙が流れたことではっきりした視界の目の前には



「あんた・・・」
「・・・・・N・・・Yさ・・・・ん」


そこは
熱っぽい頭で行きたいと願っていた



貴方達のいる麗な世界