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中間世界

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11.29.00:41

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  • 11/29/00:41

11.25.19:44

第16話

『4』潤・めたないとペア

「そこっ!そこだっ!!あぁ!行き過ぎじゃねぇか?!」
「うるっせぇこのメタボリック!!気が散るじゃねぇか!!」

ウィ―――・・・

「「つかめっ!」」

ガシッ

「「よっしゃ!!」」

ガコンッ!

UFOキャッチャーで大きなぬいぐるみを取り上機嫌の2人。

「つうかマジ、栞さんと一緒だったら幸せだったのに・・・」
「しゃぁねぇ。くじ運だ。」
「・・・ん?言ってなかったか?・・・ほれ。」

ポケットに手をつっこんで何か取り出した潤

「・・・?」
「くじ。」

潤の持っていたくじはめたないとと同じはずの『4』ではなくNYや、栞と同じ『3』だった

「・・・なんで?」
「俺、くじ運いいんだよなぁ。NYととっかえられた。」
「・・・なんで?」
「お前そればっか。さぁ?お前が死ぬほど嫌いか、栞さんとどうしてもまわりたかったか。」
「・・・・前者だな」
「俺もそう思う。」
「何なんだろうな。全く心当たりがない」

考え込むめたないと

「お前が嫌いな理由なんざしらねぇが、ドンマイ。」
「あ、なんかウザイ」
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11.25.19:43

第15話

『3』栞・NYペア

「んー・・・コレもいいけど・・・あーっ!」
「NY・・・もういつものでいい・・・」
「・・・そうだよね!買ってくる!」

NYがレジに並びに行く。変わった店だ。と栞が鹿の首を見てると

「お姉ちゃん♪」

ビラビラの可愛らしい服を着た二つ結びの女の子が話しかけてきた

(めずらしい・・・第2世界の住人に話しかけてくるなんて・・・)

「お姉ちゃん、銃とか使うの?」
「・・・いいえ・・」

(・・・この子、子供じゃない・・・)

何か特殊なもので子供に見えるけど、実際は

「駄目だよお姉ちゃん♪」
「!!」
「お友達来たよ?行かなくていいの?」
「・・・行くわ・・・じゃぁ・・・」
「うんっじゃあねっ♪」



栞が立ち去るとそばにつれていた猫のような、狐のような、犬のような生物が話し出す

「ミシェル。いいのか?訪ねる前にあれほど接近して。あの娘かてお前の少女姿に疑問をいだいておったじゃろう?」
「大丈夫よマルシェ♪任務に影響は無いわ♪」
「それならいいのじゃが・・・」

「また、近いうちに会いましょう♪世界のゴミ達♪」

11.25.19:43

第14話

『2』riraive・ITSUMIN・JONチーム

「riraive。のど渇いたジュース」
「えぇー・・・」

JONの自分勝手な要求に少々抵抗しながらもいそいそと買いだしに行く

「あの、JONさん・・・」
「ん?えーと・・・ITSUMINだっけ?」
「はい・・・お兄ちゃんとは知り合いなんですか?」

こっちに来たときから仲よさそうでしたけど、というITSUMIN

「うん。なんだっけ第3世界のとき一緒の学校だったんだけど、てかさ何でriraiveのことお兄ちゃんって呼んでるの?」
「え?いえ、特に理由は・・・」
「そう?」

(そうは見えないけど?)

言おうとした言葉を飲み込み、空を見上げる

(まぁこの子だって何かあるんだろうし無理に聞かなくてもいっか)


ガコンッ

「はぁ・・・JONは相変わらず自分勝手だなぁ・・・」


「きゃぁ―――っ!!」


「?!」

叫び声にビックリしてriraiveが振り返ると小さな子供をかばうように倒れている女の人がいた

「ごめんなさいっぶつかるつもりは無かったんですっ!」
「あの・・・」

もう一人近くに男の人が立っている。多分あの人にぶつかったんだろう

「殺さないでっお願いしますっ!」

必死に何かお願いしてる。「殺さないで」?ていうかあの男は

(めたないと?)

背が高かったから大人かと思ってたけど、多分アレはめたないとだ・・・なんであんな恐がられてるんだろう。

涙を流しながら俯いてる女の人にめたないとは言葉を掛けようとしたがすぐに無駄だと察してその場を去っていった

「お母さん?何であのお兄ちゃんにぶつかったら殺されちゃうの?」

庇われていた子供が口を開く

「あの人はね、第2世界の人なの。世界を壊しちゃう力を持ってるの。だから、何か気に障るようなことしちゃったらお母さん殺されちゃうのよ。」

とんだ偏見だと思った。同時に悲しみも怒りも感じた。

(みんなあんな風に見られてるから来たくなかったのかな?)

「ITSUMINもかな・・・?」


「おっそいなriraive。」
「JONが買って来いって頼んだからじゃん!」
「あ、お兄ちゃん」

3人分の飲み物を抱えて後ろにriraiveが立っていた

「ITSUMIN・・・あのさ・・」
「はい?」

          

            昔、何があったの?


聞こうとしたがやっぱり止めた

「なんでもない。コーラでよかった?」
「あ、はいっ」

また今度、もう少し後でいい
辛い事を思い出すのは          

11.25.19:42

第13話

『1』綾・ユウペア
「きゃぁーっ!」

綾が叫ぶ

「コレ可愛くない?!ユウ!」
「アハハ、うん似合ってるよ?」
「それ本心こもってる?」
「こもってるよー。失礼な」

で、とユウが続ける

「今回ココに来た本当の理由は何かな?綾?」

(・・・恐ぇ!)
大体、ユウが綾のことをさん付け無しで呼ぶということはサドスイッチがONになったときだ

「・・・やっぱ、ユウに隠し事しても無理か・・・」
「あれ?付き合い長いのにそんなことも分かってなかったの?」
「・・・」

「悪い予感が当たらなきゃいいけど・・・」
「?」

ユウが珍しく分からないという表情で綾を見る

「私にもまだはっきりとは見えてないのだけど・・・近いうちに何か来る・・・巨大な力。そりゃ、NYとか、潤君、栞、めたないととか・・・戦える奴はいるし、負けるとも思えない。だけど・・・」

「そのときITSUMINやriraiveを守り通せるかだね。」
「?!」
「JONは戦えるだろうし、綾さんや僕だって弱いわけじゃない。ただあの子らは無理かも・・・って事でしょう?」
「うん・・・でも大丈夫よね!riraiveだって・・・一応・・・ITSUMIN・・・ぐらい・・・」



「不安になってきた・・・!」
「強いとは思えないもんねぇ」

(ただriraive・・・あいつは・・・・)

「ユウ?」
「ん?ううん、なんでもないよ。理由も分かったし、買い物続けようか?」
「うん!」


(気のせいかもしれないけど・・・あいつは・・・)

11.25.19:42

第12話

「みんないるかなぁー?!」

綾が人数の確認を取る。

「いるよ。」

潤が返事をするとめたないととJONが扉を開けた

「重いなこの扉。今度あけるときriraive開けろよ」
「何でいっつも俺が扉開けるんだよユウ!」
「こんな重そうなの俺開けれねぇよ」
「僕が力仕事するとでも?」
「今度から俺が変わってやるよ」

JONが文句をこぼし、めたないとがもっともな事を言い、riraiveが情けなく呟き、ユウが威圧し、潤が助ける。

(こうみると男の子だいぶ増えたなぁ)

NYが思うと綾が話し始めた

「riraive!JON君!ここが第1世界とつながる場所よ。この座席に座って何秒か耐えればつくわ。」
「・・・耐える?」

riraiveが嫌な予感を感じている間にみんなは座席に着いていった
しょうがないから潤とイエローの間の席に座る

「それじゃ、ワープスタート!」
綾が叫ぶと、いきなり下から光と風がふきだした。それは落ちている感覚と似ていた

(あ、あの時と同じ感じだ・・・)

大きな穴に吸い込まれ、第2世界に落下したときと同じ感覚

「おい、楽しいのは分かるが、口開けてたら舌かむぞ。」

・・・こいつ、あの時も同じ様なこと言ってたな、ふざけた野郎だ。と思いながら口を閉じた

『まもなく第1世界です。座席にしっかりつかまっててください』
「・・・ん?この声・・」
『久しぶりだねriraive君!あ、ちゃんとつかまっとかないと・・・』
「へ?」
riraiveが間抜けな声を出した瞬間、すごい衝撃がriraiveを襲い、結局舌をかんでしまった
「だから言ったのに、バァカ。」
と言ってきた潤を涙目ながらも睨みかえし、外に出た

「うわ・・・」

外に出たriraiveは第2世界と違い、活気があり、生活感のある第1世界に感動していた

「まぁ、僕ら9人しかいないからしょうがないよ」
「いや、うん読心術やめよう・・・?」
「あ、弾切れてたんだった」
「新作、新作ーっwW」
「あんまり金の無駄遣いするなよ綾さん。」

みんな思い思いの言葉を発していたが町の人たちの目線がコチラを向いてるのが分かった

「・・・?」
「私達が・・・第2世界の住人だから・・・」
「ぅわっ!栞さん、・・・そうなの?」
「私達は、世界に捨てられた集団ですから」

ITSUMINは笑っていたがつらそうなのが伝わってきた

「はいはい、みんな団体で歩いたら目立つから分かれて歩こうね」

そんな会話を知ってか知らずか綾が入ってきた

「くじ用意したから、二人組みと一つ3人組ね」

綾が割り箸で作られたくじを出す

結果
『1』綾・ユウペア
『2』riraive・ITSUMIN・JONチーム
『3』栞・NYペア
『4』潤・めたないとペア

「じゃぁユウ!デパートの方行こう!」
「はいはい」
「お兄ちゃんはどこ行きたいですか?」
「んー、ITSUMINが決めていいよ?」
「てかriraive『お兄ちゃん』って・・・」
「栞さん、あたし弾買いに行くけど」
「ついてく・・・」
「お前とかよクソが・・・」
「マヂかんべんして欲しい・・・」

「あっ!みんな夕方の4時ごろになったらあのお城に集まってくれる?今夜あそこに泊まるから」

綾が指差す先には一番高く目立っている城があった。