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11.23.21:36

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  • 11/23/21:36

04.03.15:06

「1000年の呪い?」
「それゲゲ●の鬼太郎でしょ」
「それ1000年呪い歌。」
「で?それがどうしたの☆」

思い思いに口走る野朗共

「1000年の呪い。すなわち、あなたが前世、生きていた時代から今年で1000年が過ぎました。1000年前の1603年。姫様は殺され、国側が滅びました。しかし、姫様の最後の力が反乱軍のすべてを闇に封印したのです。」
「わぉ、信乃すっげぇ★」
「それが今、動き出そうと・・・。」
「信用は・・・できないなぁ・・・」
「当然でございます。しかし、今にきっと1000年ののろいを実感するときが来ましょう。そのとき、信じていただければ結構です」
「はぁ・・・」

信乃がてきとうに相槌を打つ

「ところで風間ちゃん」
「・・・」
「露骨に嫌な顔しないでよ、俺らがもしその家来の生まれ変わりだとしても、記憶が無い今、どうにもできないぞ。君と清火ちゃん以外、信乃を守る力が無いということになる」
「そうですね・・・せめて全員そろえば・・・」
「ていうか何で君は前世のこと覚えてんのかなぁ☆?」
「あ、それは多分生まれたときからインプットされていたようで。その記憶を清火に受け渡したのです」
「いぇい」
「じゃぁ、それすれば・・・」
「無理なんです。」
「は?」

雷那が風間に疑問を無言でぶつける

「私達、家来にはそれぞれの能力があり、相性がある。自分がその能力より上の立場にいないと・・・」
「ウエノタチバ?」
「はい、その力を打ち消せるか、その力を生み出せるような力を家来の中に一人ずつ」
「全てを捻じ曲げる風、全てを見通してる林、全てを焼き尽くす火、全てを守り続ける山、全てを隠し切る陰、全てを打ちのめす雷・・・と、六つのタイプがあるのです。ちなみに風間様は風で私は火です」
「風は火より上の立場になってるので私は清火に記憶を送ることができた。しかし火が勝てるのは林なのです・・・もし本当にあなた方が昔の同胞達なら、今この場に林はいません」
「へぇー・・・」

絶対分かってない

キーンコーンカーンコーン・・・

「あ、予鈴・・・」
「清火、急ぎなさい。あなたは1年なのですから」
「それ別に関係なくないですか?急ぎますけど!」
「姫様も。行きましょう」
「あ、あぁ・・・」




風は火を吹き消し、火が林を燃やし尽くす。林が山を生み、山が陰を生む。影は雷の光をも奪い、雷は風の力をも断ち切る・・・
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03.31.04:43

「信乃姫様は昔、といっても前世です。この国の王の娘、つまり姫に当たる位におつきになっている方でした。私ども2人を合わせて、6人の家来を引き連れていらっしゃいました」

誰も部外者のいない屋上で風間が丁寧に話す

「国は平穏に治められていましたが・・・反乱がおき、国側はほぼ全滅。姫様のお命も、亡くなられるのは時間の問題でした。私達は必死で逃げるよう申し立てましたが・・・ここを死に場所にしたいと・・・」
「「風間っち、泣くなよー」」
「次元が違いすぎてよくわかんないけどさ☆」

部外者・・・しいて言うなら腐れ幼馴染と悪がき双子

「ちなみに、性別が今ではごっちゃになる。ということもあります。他の家来がどうかは知りませんが。清火と私は前世は男でしたし、信乃様は姫ですので」
「あぁー・・・・・・・ん?」
「?」
「風間君・・・・前世男ってことは・・・」
「あ、今は女でございます。」
「?!!」
「「え、気づいてなかったの・・・?」」
「ドン引き★」
「それは失礼です姫様ぁ!」
「清火、いいんですよ。私が姫様に忘れていたら思い出していただけるように男子の制服できたのが、そもそもの間違いですので」
「・・・はぁい」

皆気づいてたんだ・・・

「私達の感覚によるとあとの4にんの家来はこの学校にいると・・・」
「・・・」
「・・・」

「「「ん?」」」

信乃、風間、清火がいっせいに陰瑠、雷那、山登をみる

「まさかこいつらってわけじゃ・・・」
「すみません。多分この方達です。」
「ええ!?」
「名前が一致してますので多分そうかと・・・まだ確実ではありませんけどぉ」


「「「んん???」」」

「何だよ」
「え?もしかして俺ら選ばれた戦士ー?」
「うそうそかっちょいいじゃん☆」

のん気なもんだ。

「絶対違う。ていうか話自体信じられないし・・・」

信乃の呟きを皆が無視する

「あ、もう1つ言わなきゃなことが風間様!」
「あぁ、ここからが重要なんです姫様・・・」

01.28.17:39

『どうぞよろしく、姫様』



・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
何なんだあいつは。
転入していきなり俺を『姫』呼ばわりをした風間という男
ていうか俺は姫じゃない!ないのに・・・

「姫様・・・何でそんなに不機嫌なのですか?」
「不機嫌も何もいきなり現れた意味わからん奴に男なのに姫呼ばわりされて機嫌がいいわけないじゃん。」
「・・・すみません」

シュン・・・と音を立て落ち込む風間。そういう顔されると困る

「まーま、そんな言うなよ信乃姫様★」
「「そうだそうだ信乃姫ー」」

(あとこいつらが悪ノリするって言うのもあるけど!!)

ぐっと机の下でこぶしを握り締め、我慢する信乃

ペタペタ・・・

「あ、この足音。」
「え?」
「姫様。紹介したい人がいます」
「え?何?俺に??」
「えぇ・・・思い出してほしいのです。あなたに」
「は?」

ガラッ

『おぉっ!』
『まぁっ』

朝も聞いたような男子と女子の歓喜の声

「キヨカ。こっちです」
「風間様!姫様っ!!!」
「え?何?また?」
「ずぅーっと会いたかったですぅー!!」

自分の席に走ってこられるなり超絶美少女にいきなり抱きつかれる信乃

「うぇっ!!」
「「信乃ズルッ!!」」
「今日はもてもてだねぇシィちゃん★」
「キヨカ。」
「あ、はぁい」

われに返り、離れる少女

「すみませんいきなり。私、清火(キヨカ)と申します、姫様」

で、いいですか?と風間のほうにたずねる清火
風間もうなずき失礼しました、と信乃に謝る

「思い出していただけましたか・・・?」
「え?思い出すって言われても・・・どこかであったっけ・・・?」
「あぁ・・・会ったって言えばそうですね。でも、違いますわ」

清火が少し切なそうに笑う

「えと・・・」
「ご無理を言って申し訳ありません姫様。思い出せないのも当然です。われわれの中にも記憶がないものもありますから。でも、今から言うことは本当のことです、お聞きください」

風間の表情が変わった

01.28.17:17

スタ スタ スタ スタ
 ペタ ペタ ペタ ペタ




「・・・キヨカ。その歩きかた若干幼稚くさいですよ」
「そうですかぁ?カザマ様だって背筋伸ばしすぎです。あ、緊張ですかぁ?」
「違います。元からです」

「話し中すまないが・・・」

「「はい?」」
「こっちがキヨカの校舎で、こちらがカザマの校舎だ」
「あぁ、ありがとうございます。キヨカ。あとは一人で行けますね」
「子供じゃありませんよぉ!」

キヨカと呼ばれた美少女は軽く頬を膨らまして1年校舎に去っていく

「それでは先生。私の教室のほうへ」
「あ、はい」

あまりに出来がよすぎる生徒のため、先生のほうがタジタジしている



「ここが教室だ」

ガラッ・・・
「おーい、今日はみんなに転入生を紹介するぞー」
「おっしゃきたー!」
「美少女かー!?」
「まぁ、入ってくれ」
「失礼します」
『きゃぁっ!』
『うぉっ!』

女子の歓喜の声と男子の驚きの声

((((美形だ・・・!!!))))

(美形だな)
教室の後ろの席のほうで信乃が頬杖をつき前にいる王子様オーラ全開の転入生をみる

(だからって何って感じだけど)

「姫様っ」
「んん?」

明らかに信乃の方を見て叫ぶ転入生
そしてこちらに向かってくる

「え?」
「お、おいカザマっ!」
(何?なんだ?こいつ)
「お会いしたかったっ信乃姫様・・・」

ふんわりと笑うカザマと呼ばれた転入生

「姫ぇ?」
「「信乃が?」」

山都と双子が口をはさむ

「カザマ・・・挨拶をし終わってからにしてくれないかそういうのは・・・」
「あ、すみません。私の名前は風間(カザマ)です。これから同級生として仲良くしてくださいませ」

頭を深くさげみんなに挨拶する。おい、女子生徒の5・6人は既に恋に落ちたぞ

「どうぞよろしく、姫様」
「・・・!!」



俺は姫じゃねぇ!!

01.28.16:45

あぁ・・・なぜ人は・・・

AM 7:00

二度寝をするんだろう



「ぎゃあぁあぁー!!ふと気がつけば二度寝ですかコノヤロー!!」
「うるさいわよ信乃!早く降りてご飯食べなさい!」
「はいはーい!!」

朝食をとり家を急いで出る。と、横に自転車が並んできた

「よっ!シィちゃんっ★乗せてってやろうか?」
「シィちゃんと呼ぶな馬鹿者。くそチャリ通が」

こいつは幼馴染の山都(ヤマト)。まぁ腐れ縁っていうか腐れ切ってるっていうか。

「おぉ、そんな可愛くない事言ってると乗せてってやんないぞ★」
「乗せてってほしいと思ってませんから」
「でもさぁ★お前のそのペースで行ったら今日も遅刻で遅刻ハンコ10個連続でたまるけど?」
「遅刻・・・ハンコ・・・?」
「10個連続では記録更新だろ?今回はあの悪趣味風紀委員双子どんなお仕置きするのかなぁ★?」
「おし・・・おき・・・?」

信乃の顔がサァーーっと青くなる

「お、おい山都・・・乗せてけよ!」
「くそチャリ通って言った罪は重いよねぇ★」
「ぅぐっ!!」

こいつも相当なサディスティック星人だ・・・

「あっちょっ!!」

さっさとチャリを飛ばす。
信乃も一生懸命走り、やっと校門が見えてきたがもう閉め始められている


「ちょっと待てえぇ!!」
「「ん?」」


ザザァーッ

「セ、セーフ?」
「・・・君は毎回毎回・・・」
「学習能力というものがないのですか?」

瓜二つの整った顔がこっちを呆れたように見下ろす。
陰留と雷那(カゲル・ライナ)だ

「す、すみません」

いつの間にか自分のズボンのポケットから生徒手帳を抜き取られ遅刻ハンコを力強く押される

「あ、ぁー・・・」
「はい、これで10個連続です」
「まったく・・・困りますね風紀を乱してもらっては」

二人してメガネを押し上げる

「ま、いーけどね」
「お仕置きも今日のお楽しみのために繰り越してやるよ」
「へ?」

メガネをはずしきちんとセットされた髪をぐしゃぐしゃと崩す
髪形を変えてもかっこいいところが憎いよね

「お楽しみ?」
「今日俺らのクラスに転入生が来るらしいんだよ」
「だからお前にお仕置きしてる暇ないわけだ」
「「今すぐクラス行ってどんな美人さんか拝むぞバカヤロー!」」
「転入生?へぇ・・・この時期に」
(あほらし・・・)

姫様の摩訶不思議な話は

ある二人が、この学校に転校してくるところから始まります