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中間世界

黒歴史小説倉庫ですよー
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03.13.02:25

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  • 03/13/02:25

04.03.15:06

「1000年の呪い?」
「それゲゲ●の鬼太郎でしょ」
「それ1000年呪い歌。」
「で?それがどうしたの☆」

思い思いに口走る野朗共

「1000年の呪い。すなわち、あなたが前世、生きていた時代から今年で1000年が過ぎました。1000年前の1603年。姫様は殺され、国側が滅びました。しかし、姫様の最後の力が反乱軍のすべてを闇に封印したのです。」
「わぉ、信乃すっげぇ★」
「それが今、動き出そうと・・・。」
「信用は・・・できないなぁ・・・」
「当然でございます。しかし、今にきっと1000年ののろいを実感するときが来ましょう。そのとき、信じていただければ結構です」
「はぁ・・・」

信乃がてきとうに相槌を打つ

「ところで風間ちゃん」
「・・・」
「露骨に嫌な顔しないでよ、俺らがもしその家来の生まれ変わりだとしても、記憶が無い今、どうにもできないぞ。君と清火ちゃん以外、信乃を守る力が無いということになる」
「そうですね・・・せめて全員そろえば・・・」
「ていうか何で君は前世のこと覚えてんのかなぁ☆?」
「あ、それは多分生まれたときからインプットされていたようで。その記憶を清火に受け渡したのです」
「いぇい」
「じゃぁ、それすれば・・・」
「無理なんです。」
「は?」

雷那が風間に疑問を無言でぶつける

「私達、家来にはそれぞれの能力があり、相性がある。自分がその能力より上の立場にいないと・・・」
「ウエノタチバ?」
「はい、その力を打ち消せるか、その力を生み出せるような力を家来の中に一人ずつ」
「全てを捻じ曲げる風、全てを見通してる林、全てを焼き尽くす火、全てを守り続ける山、全てを隠し切る陰、全てを打ちのめす雷・・・と、六つのタイプがあるのです。ちなみに風間様は風で私は火です」
「風は火より上の立場になってるので私は清火に記憶を送ることができた。しかし火が勝てるのは林なのです・・・もし本当にあなた方が昔の同胞達なら、今この場に林はいません」
「へぇー・・・」

絶対分かってない

キーンコーンカーンコーン・・・

「あ、予鈴・・・」
「清火、急ぎなさい。あなたは1年なのですから」
「それ別に関係なくないですか?急ぎますけど!」
「姫様も。行きましょう」
「あ、あぁ・・・」




風は火を吹き消し、火が林を燃やし尽くす。林が山を生み、山が陰を生む。影は雷の光をも奪い、雷は風の力をも断ち切る・・・
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03.31.04:43

「信乃姫様は昔、といっても前世です。この国の王の娘、つまり姫に当たる位におつきになっている方でした。私ども2人を合わせて、6人の家来を引き連れていらっしゃいました」

誰も部外者のいない屋上で風間が丁寧に話す

「国は平穏に治められていましたが・・・反乱がおき、国側はほぼ全滅。姫様のお命も、亡くなられるのは時間の問題でした。私達は必死で逃げるよう申し立てましたが・・・ここを死に場所にしたいと・・・」
「「風間っち、泣くなよー」」
「次元が違いすぎてよくわかんないけどさ☆」

部外者・・・しいて言うなら腐れ幼馴染と悪がき双子

「ちなみに、性別が今ではごっちゃになる。ということもあります。他の家来がどうかは知りませんが。清火と私は前世は男でしたし、信乃様は姫ですので」
「あぁー・・・・・・・ん?」
「?」
「風間君・・・・前世男ってことは・・・」
「あ、今は女でございます。」
「?!!」
「「え、気づいてなかったの・・・?」」
「ドン引き★」
「それは失礼です姫様ぁ!」
「清火、いいんですよ。私が姫様に忘れていたら思い出していただけるように男子の制服できたのが、そもそもの間違いですので」
「・・・はぁい」

皆気づいてたんだ・・・

「私達の感覚によるとあとの4にんの家来はこの学校にいると・・・」
「・・・」
「・・・」

「「「ん?」」」

信乃、風間、清火がいっせいに陰瑠、雷那、山登をみる

「まさかこいつらってわけじゃ・・・」
「すみません。多分この方達です。」
「ええ!?」
「名前が一致してますので多分そうかと・・・まだ確実ではありませんけどぉ」


「「「んん???」」」

「何だよ」
「え?もしかして俺ら選ばれた戦士ー?」
「うそうそかっちょいいじゃん☆」

のん気なもんだ。

「絶対違う。ていうか話自体信じられないし・・・」

信乃の呟きを皆が無視する

「あ、もう1つ言わなきゃなことが風間様!」
「あぁ、ここからが重要なんです姫様・・・」

03.29.21:59

第89話

「あたしこのチョコ固めるやつ。」
「あ・・・あたしコレ・・・イシダタミ・・・?」
「だいたい・・・チョコだけでも微妙な知識しかないよ」
「あたしトリュフトリュフ!!」

潤がうなずく

「じゃぁ、神風ちゃんは俺とやるとして。材料は用意できるよな。さすがにそれまで手伝えとは言わないだろ?」
「「「「はーい」」」」

=終了=

別室の調理場で皆が材料を机に置く

「終わったよー」
「潤・・・粉コレ・・・?」
「はいできたー!」

「はい、それじゃ。自分達で進めて。分からないとこはやる前にすぐ止めて手を上げろ。はじめ。」
「「「はーい」」」
「じゃ、神風ちゃんはNYと同じのしようか。」
「うん、わかったよ」


「潤ー・・・なんかめっちゃ水っぽいんだけどー?」
「NY・・・やる前に手を上げろっていっただろうが!おま、湯せんなのにチョコにお湯入れてどうすんだよ!」
「え?だから、お湯で溶かすんじゃ・・・」
「ちがう!お湯を沸かしたらさらに違うボールにチョコ要れてお湯が入らないように重ねて熱で溶かすの!」
「??だったら火であぶったほうが早くない?」
「焦げるだろうが。」

ボンッ!!

「?!」
「潤・・・」
「栞さん・・・レンジで何したの・・・?」
「生クリームを温めた・・・」

潤が飛び散った液体の中から紙くずを拾う

「・・・パックのまんま?」
「うん・・・」
「・・・生クリームはチョコと一緒に火にかけて溶かすんだよ。鍋で。」
「やっぱ火であぶるんじゃん!」
「チョコ単体の場合水分が無いから焦げるんだっつの。」
「ちぇ。」

「潤ー」
「?何?神風ちゃん。」
「この型、どうやってはめるの?チョコが溶けて広がっちゃうからうまくできないよ」

神風が大きなハート型の型を手に持ってる

「あ、コレははめるんじゃなくてこの型に流し込むんだよ。溶かしたチョコを、平らになるように。」


「潤さん潤さん!」
「何ですか塾T。」
「うまくできたよねこのまる!」

そういって手の中のトリュフ(できかけ)を見せる塾T

「・・・それはいいですけど、チョコがべっとりついた手であちこち触るのやめてもらえませんか?・・・汚くなるんですけど。」
「あはは、ごめん!」
「反省するなら真面目に反省してください。」

その後何度も奇妙な音を出しながら時間は進んで行き・・・


「「「「終了ー・・・」」」」
「はい、よくできました。」

机の上にきれいにラッピングされた箱が4つ並ぶ

「じゃ、綾さんたちと合流しましょうか。」
「「「「はーい」」」」

03.29.16:17

第88話

「でも明らかに男が女の子の数に対して圧倒的に少ないと思うんだけど・・・。」
「あぁ、大丈夫。誰にもあたらなかった人は自分で選んでいい設定だから!」
「あぁ、そう・・・。」

潤がげんなりとして言う

「女子軍があたし、NY、栞、ITSUMIN、向日葵ちゃん、七海さん、神風ちゃん、藤波ちゃん、塾Tの9人に対して男子はユウ、めたないと、riraive、神風、JONくんの5人。つまり4人は自分で選んでいいわ」
「どれも微妙・・・」
「はいNY黙る。」

綾がびしっと指摘する

「あ、それから潤君は中間役として審判ね。誰かが原則を破ったら・・・」
「はーい、頑張ってお仕置きしまーす。」
「よろしい。ではさっそくアミダー!ITSUMIN。」
「あ、はい。まさかこんなことにコレ使うとは思いませんでした」

ITSUMINが懐からホワイトボードを取り出した

「さすがにそれは無いだろITSUMIN!」
「えー、なんでですかぁ?」

ホワイトボードにはすでにアミダが書かれており、下は見えないように紙を張ってある

「じゃぁ皆好きなとこ選んでーw」

=終了=

「結果発表ー!」

綾→神風
栞→自由
NY→JON
ITSUMIN→自由
藤波→riraive
向日葵→自由
七海→自由
神風→ユウ
塾T→めたないと

「・・・」
「珍しい組み合わせ・・・」
「ri、riraiveさんにうまく渡せるかな?」
「自由って言われちゃ逆に迷うわね!」

栞と藤波、七海が口々にしゃべる

「とりあえず料理に自信ない人はこっち来て。」

潤が呼びかけるとNY、栞、神風、塾Tがよってくる

「うん。まぁ予想通りか。じゃ、教えますから作りたいチョコ選んでください。」

そういって潤はカタログを差し出した

03.29.15:59

第87話

「第1回、ビックリドッキリ波打ち際バレンタイン合戦!かいさーい!」

綾が元気よく叫ぶ

「バレンタインもビックリドッキリもまぁ分かるとして、波打ち際と合戦て?」

潤が突っ込んであげる

「いいの!潤君は口出ししないで!」
「はいはい。」

べーっ!と舌を出して潤をあしらうとITSUMINがにこやかに声を上げた

「もしかして、皆で対決みたいなことをするんですかー?」
「はいITSUMINピンポン!」

今日は異様にテンションが高い。大量のチョコレートがあるせいだろう。

「じゃぁ、あたし達は・・・チョコ作るの?」
「しかも1個だけ!」
「・・・・じゃぁ、こんな大量のチョコ要らなくねえか?」

潤が当たり前の疑問を口にする

「ばっかねぇ、あたしと潤君はまぁ腕は確かだからいいとして。NYは食生活カップラーメンばっかですっごい偏ってるし」
「うっ」
「ITSUMINは料理に関しては未知数」
「あははー・・・」
「藤波ちゃんはまだまだこれから調査が必要」
「えぇ?」
「栞は潤に頼りっぱなし!」
「確かに・・・」
「向日葵ちゃんはまだまだ子供」
「気持ちは大人だよ」
「七海さんは人形!」
「あら!抜け出せますわよ!」
「神風ちゃんは霊魂!」
「あぁー・・・核心付いてるよ・・・」
「塾Tはかもし出す雰囲気が駄目人間!!」
「ひっどーい!!」

塾Tが綾に猛反論。まあ間違っては無いが・・・

「ということで失敗する可能性のやからがごろごろいる!イコール、チョコが必要なわけ。異常なほどね。」
「ひとまず納得する。」

潤がしぶしぶうなずく

「で?ルールは?」
「へ?」
「どうせ意味わかんないルール考えてるんだろ。綾さんのことだから。」
「む。よく分かったわね・・・」

す、と懐から紙を取り出す

「えーと、今からアミダで決まった男の子に、チョコを渡す。それが鉄のルール。つまりは原則。まずは分かったわね?」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
「はぁ・・・。」

潤が大きくため息をついた
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